2022年5月12日 (木)

かみのけ座のメロッテ111

Mel111blog_20220512185801  写真は、かみのけ座にある散開星団メロッテ111です。撮影は、4月の下旬です。かみのけ座は、5月の今頃が天頂付近まで昇るので、観望や撮影に最適なんですが、梅雨が近づくので、早めに撮影をしました。

 散開星団をつくっている星は、4等級よりも暗い星ばかりです。それでも、暗い星が20個も30個も集まると、雲のような淡い輝きになります。肉眼でも、晴れた夜には、ぼんやりと星明りに見えます。双眼鏡で眺めると、視野いっぱいに星が集まっていて、感動モノです。ブルーの輝きの、美しい眺めです。写真は、その中心部だけをアップしています。写真の右側(西側)にも、下側(南側)にも、もう少し青白い星々が広がっています。

 かみのけ座というのは、明るい目印の星がないので、あまり話題にはならないのかも、です。この方向は、天の川銀河の北極方向なので、星々が一番少ない方向というか領域です。そのおかげで、はるか遠い系外銀河が、とてもたくさん見えるところです。このかみのけ座からおとめ座にかけて、おとめ座銀河団という巨大な銀河団があります。6000万光年離れたところに、この銀河団の中心があって、およそ3000個ほどの銀河があるそうです。この天の川銀河やアンドロメダ銀河もその内のひとつだそうですね。……イヤイヤ、とても恐ろしいというか、想像を絶する世界なんですね……。

 星を眺めていると、この宇宙の不思議さを感じてしまいます。どうして星が生まれるんだろか、どうして時間があるんだろうか、な~んてね……。さらに言えば、この自分の存在も不思議ですね……とっても。

 今夜は、くもりのち雨という感じです。明日も雨のようで、この薩摩半島は、もうとっくに梅雨に入っているのでは、と思いますが……どういう訳か、まだまだ梅雨入り宣言が出ませんね。

 そういう訳で、今夜も、DHCのビールで乾杯します、です。

データ/ケンコースカイメモS・180ミリF3.5・EOSKissX8i・ISO1600・f4.5・45秒・ソフトフィルター使用・2022年4月22日21時30分

 

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2022年5月 5日 (木)

しし座の4連星レグルス

Ab-blog  しし座の連星レグルスを初めて撮影しました。今までは、連星系にそれほど関心がなかったのですが、このレグルスは、ダブルダブルの連星系だということを知って、急に撮影したくなりました。連星というのは、太陽のような恒星がお互いの周りを回っている恒星系です。2個なら2連星、4個なら4連星と呼ぶそうです。このレグルスの場合は、4連星だそうです。

 このしし座の白く輝くα星レグルスは、1等星の中でも一番暗い星ですが、実際は、とても明るく巨大な恒星のようです。写真中央の明るい星がレグルス本体です。これを、主星と言います。この主星は、明るさ1.4等級なので、春の星空では、あまり目立たない星です。これがレグルスAです。この主星の北西方向に3分程離れたところに、とても暗いもう一つの恒星があります。これが、レグルスBです。暗い方の星Bは、主星に対して伴星と呼ばれています。写真のBは、明るさは8.0等級ほどなので、もちろん肉眼では見えないし、双眼鏡では見えるそうですが、まだ見たことはありません。8倍ぐらいの双眼鏡で、見えるのでしょうか……ねえ。

 ところで、レグルスAとレグルスBは、12万年ほどで相手の周りを一周するそうです。ところが、レグルスAもレグルスBも 、それぞれ小さな恒星を従えているということだそうです。大小4個の太陽が、とても複雑な軌道で回っていることを考えると、宇宙の神秘さがよく分かります。そいう訳で、ダブルダブルの4連星系と呼ばれています。連星と言うのは、宇宙にはありふれた恒星系だと言われています。太陽系でも、木星や土星の質量が百倍ほど大きかったら、連星になっていたのでは……と、どこかで聞いたことがあります。

 こんな4連星系の中の一つの恒星の、その周りを回っている惑星がもしもあったとしたら、いったいどんな軌道を描くのでしょうか……それがとても気になります。宇宙の物理法則に従うのは当たり前ですが……とても不思議な世界です……宇宙は。

 今夜は、ドンヨリドンヨリの空です。薩摩半島は、すぐそこまで梅雨が近づいている、そんな感じがします。外の温度計は、夜21時現在、22度です。もう初夏なんですね。という訳で、小休止で~す。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・0.8倍レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・2022年2月25日20時40分

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2022年4月28日 (木)

しし座の系外銀河トリオ

Blog_20220428185701  写真は、先週の木曜日に撮影した、しし座の3つの系外銀河です。右下がM65、左下がM66、左上がNGC3628です。地球からの距離が3500万光年程で、小さな銀河群をつくっているようです。実際は、どれも巨大な銀河です。しし座からかみのけ座、おとめ座に至る領域には、系外銀河群がたくさん確認できます。これらの銀河群は、おとめ座方向にある超巨大な銀河団の一部なのでしょう。

 写真の銀河トリオは、しし座の後ろ足のつけ根あたりにあって、小さな望遠鏡でも容易に撮影できる、初心者には貴重な系外銀河です。5、600ミリのレンズで、直焦点撮影すると、こんな感じになります。結構明るいので、撮りやすい銀河でしょうか……。上方を北に向けると、構図もよく、何となくサマになっている感じがします。

 ところで、この日は晴れると予想して、夜7時前から玄関前に機材を出して、準備をしました。適当に暗くなった夜8時頃から、撮影の前の設定です。しし座の形もくっきり確認できました。極軸合わせ、ピント合わせ、そして導入です。時間があれば、星図を見ながら星々を辿って銀河を探すのですが、この夜は便利な自動導入です。

 試し撮りをして、位置の微調整です。そして、本撮影です。10コマ+10コマ程撮ったところで小休止。生暖かい風が吹いてきて、何となく空の怪しさを感じて見上げると、しし座の姿がありませんでした。時々、星空を確認していたつもりでしたが……いやいや天気の変わり方の速いこと……。きれいな星空だったのですが、1等星のレグルスさえほとんど見えなくなりました。撮影時間は、20分少しでした。最後の5、6コマは、雲で霞んでよく分からないコマでした。

 その後、暗い裏庭を散歩して、晴れるのを待っていましたが……。1時間しても、西空の明るいシリウスもプロキオンも、ぎょしゃ座の1等星カペラも見えず……です。まあ、こんなモノかも、です……天気というのは。最近の3、4年、毎回こんな感じで星見・撮影をしているような気がします。水蒸気が多いというのか、雲が多いというのか、これも異常気象の一部かも知れません。

 今年は、3月後半から、曇りの日がとても多かったような気がします。4月になると、さらに曇りの日が増えて、薩摩半島はもう梅雨に入ったのではないかと思えるほど、雨の日・曇りの日が多くなりました。この調子でいくと、五月晴れなんて、期待できそうもないかも、です。

 今夜も雨のち曇りのち雨という天気です。まあ、のんびり星空を待つことにします。ということで、今夜は、DHCのビールで、独り乾杯で~す。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井0.8倍レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・55秒・13コマ合成・2022年4月21日20時20分

 

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2022年4月21日 (木)

しし座の周辺

Blog_20220421131501  写真は、春の星座しし座の周辺部です。明るい星が少なく、星座の形もなかなかはっきりしないので、何となく寂しい感じもします。それでも、しし座やかに座、うみへび座など、古代から知られているトレミーの48星座に属する星座が多く、それなりに歴史を感じさせる星座です。天頂付近から南の空の星々です。

 しし座の近くには、かに座やうみへび座、おとめ座やかみのけ座があります。うみへびの背中には、小さな星座のコップ座と小さな4角形のカラス座がくっついています。この小さな星座も、紀元前2千年頃には広く知られていた星座で、どちらも格調高き星座だそうです。

 コップといっても、高価なワインを水で割って飲む器だそうで、特別なものなんでしょうね。カラス座のカラスは、ギリシャ神話によると、音楽の神アポロンに仕えていたカラスだそうです。嘘つきで、おしゃべりで、怠け者だったそうで、ある時大きな罪を犯してしまったので、天に釘付けされた姿だそうです。今でも、カラスというのはそんなイメージがあって、昔と変わらないんですね。

 ところで、春の星々の中で、最初に昇ってくる1等星は、しし座のα星レグルスです。しし座は黄道12星座の1つで、春の代表的な星座です。星々を星座線で結んでみると、ライオンの形に見えてきます。このライオンは、ヘルクレスに退治された人食いライオンだそうです。よく晴れた夜ならば、写真のような形に見え、結構はな迫力です。α星レグルス、β星デネボラ、γ星アルギエバの3つは結構明るいので、目立つはずです。レグルスとアルギエバは、ともに連星系をつくっていて、小さな望遠鏡でもすぐ近くの暗い伴星を確認できます。

 この写真には写っていませんが、おとめ座の東半分、うしかい座、りょうけん座、おおぐま座など、まだまだ春の星座があります。南の地平線あたりには、ケンタウルス座もありますが、全景を見るには南の地方に行くしかありません。

 春は天気の変化が大きく、穏やかに晴れる日も少ないかも、です。今度晴れたら、系外銀河を撮影したいと思っています。おとめ座銀河団、かみのけ座銀河団ですが、いつになるか、ほとんど未定です。薩摩半島は、今昼下がりですが、梅雨のような雨が降っています。今夜は、多分晴れる感じではなさそうです……ね。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ・F2.8・ISO1600・f4・25秒・ソフトフィルター使用・2022年4月4日21時

 

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2022年4月14日 (木)

月齢7.2 静かの海からアルタイの崖

72blog-new  先週から夏日が続いていて、初夏の陽気です。少しは涼しい日があっても、ヒンヤリするよう日は、もうなさそうです。というよりも、すぐそこまで、夏がきているような気がします。薩摩半島では紫陽花が咲いているそうで、季節が異常に進んでいるのかも、です。2日前にも、月面撮影をしましたが、その夜の暑かったこと……。どう考えても異常でした、夜の7時ごろから、作業を始めましたが、夏でもないのに蚊が寄ってきて、大変でした。まだ4月なのに、こんなことは初めてでした。我が家の裏庭では、クロアゲハが飛んでいます。これは、どう考えても、異常も異常です。何事も、なければいいのですが……。

 写真は、先週撮影した月齢7.2の月面です。このところ、ASIのCMOSカメラで少しだけ拡大した月面の撮影をしています。まだまだテスト撮影みたいなものですが、少しだけ慣れてきました。上弦1日前の月面です。静かの海からアルタイの崖に至る、少しだけ平坦に見える領域です。

 アルタイの崖が、朝日を浴びて明るく輝いています。この崖は500㎞ほどの長さで、高さは1500m~3000mだそうです。すべて巨大なんですが、そんな風には全く見えないところが不思議です。アルタイの崖の北側に連なる、カタリナ、キリルス、テオフィルスの3つのクレーターも巨大で、直径100㎞ほどの大きさです。すぐ近くの神酒の海も広くて、九州がすっぽり入る大きさです。海と呼ばれる地表も、写真で見る限り、何となく起伏の少ない平地らしく見えますが、実際は岩がゴロゴロしている岩場のはずです。

 写真の左側には、静かの海が見えています。やや黒っぽい感じがします。玄武岩の溶岩台地なのでしょうか……。この静かの海は、1969年7月20日に、アポロ11号の月着陸船が月面に到着して、人類が初めて月面に立ったところです。この静かの海は、他にも月面探査船が着陸しています。静かの海は、写真でもそうですが、地球から見ても暗い色合いです。月で餅つきをしているウサギの顔の部分のようです。月面も、いろいろと面白そうなところがありますね。

 もう少し拡大写真に出来たらいいのですが……。当分は、まだまだ勉強中で、試行錯誤しています。という訳で、今夜は、冷たいYEBISUビールで~す。昨夜から冷蔵庫で冷やして、少しだけ温めて飲んでします……何故か変ですが……。

データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・ASI183MC・20ms・ゲイン140・70コマ合成・トリミング・2022年4月8日21時

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2022年4月 7日 (木)

うみへび座の頭部

Blog_20220407140601  春の星座は、冬の星座に比べてやや暗く、特別に明るい星も少ないので、地味な感じがします。おおぐま座の北斗七星やしし座の形が少しは目立つのですが、それでも星々の輝きはそれほど強烈ではありません。

 春の星々の中で一番明るい星は、うしかい座の1等星アルクトゥールスで、全天で4番目に明るい星です。4月の今頃、東の空やや高く昇っています。おとめ座のスピカとしし座のレグルスも1等星ですが、やや暗い1等星です。春の星空は、天の川銀河から少し離れているため、星の数も少ない感じです。それでも、星空がやや暗いため、遥か彼方の系外銀河もたくさん見えるというよい所もあります。かみのけ座銀河団やおとめ座銀河団、そしてうみへび座銀河団などがあって、遥かに遠い銀河の姿を眺めることが出来ます。

 写真は、うみへび座の頭部です。300ミリの望遠レンズで、眺めた感じです。このうみへび座は、巨大な星座で、全天で一番長い星座です。東西に長く、頭部が南中しても、尻尾の先はまだ東の空に昇っていないのでは、というほど大きな星座です。星座の形は、ほとんど目立たないので、イマイチな星座かも、です。それでも、ウミヘビの頭部には、狭い所に少しだけ明るい星が集まっていて、口を大きく開いた頭という感じです。

 写真の中では、ζ(ゼータ)星だけが3等星で、他は4等星以下の星のようです。少しだけ視線をずらすと、2,3個の星が見えてきます。個々人の視力のほどにもよりますが、「視力が1.2の人は4等星までが見える」と、どこかのブログに書かれていました。正解かも、です。「視力が1.5の人は5等星までが見える」ということも書かれていました。古代の人は、6等星、7等星までも見えたかも、です。暗い星ほど、星の数が飛躍的に増えるので、晴れた夜は、満天の星明りだったのでしょう……。写真の星々のつながりと眺めると、何となく大きく口を開いた動物を想像してしまいます。この蛇は、ギリシャ神話によると、ヘルクレスに退治された怪物ヒュドラだそうです。

 まだ夕方前ですが、空は白っぽく薄雲が広がっています。今夜は月も見えないような感じです。春霞というか、PM2.5というのか、暖かくなると、こんな感じの天気になります。まあ、そんな訳で、一休みします、です。

データ/ケンコースカイメモS・180ミリマクロF3.5・EOSKissX8i・ISO1600・f4・25秒・ソフトフィルター使用・2022年3月8日21時頃

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2022年3月31日 (木)

かに座プレセペ星団M44

M44blog  この3月で、ブログを開設して丸7年が経ちます。長かったような気もしますが……ブログのUPが大変だったことだけは確かです。週1の割合でしたが、最初の頃は苦労しました。ブログの様々な設定や写真の挿入などに結構時間がかかりました。なかなか上手くいかないことが多く、こんなやり方で大丈夫かな……なんて思うことばかりで、とても大変な毎日でした。それでも救われたのは、2015年頃ですが、晴れの天気が多くて、写真撮影がのんびりできたことかも、です。

 星ブログなんて、写真が撮れないとできないので、星空環境にすべて左右されます。その意味では、今(この3年ほど、水蒸気が多く、雲の流れをいつも確認しながら撮影をしています)と違って、大気の状態がとてもよかったような気がします。まあ、そんな感じで、星見というのは現場での肉体労働なので、体力さえあれば、まだまだ続けられそうです……何とか……。

 写真は、春の星空第一弾、かに座の散開星団です。メシエ番号M44で、プレセペ星団と呼ばれています。カニの甲羅を示す四角形の中にある、星の集団です。このカニは、ヘルクレスと戦った化けガニという設定のようですが、詳しいことは知りません。この4個の星は、4等星以下の暗い星で、肉眼で確認するのは少々大変です。プレセペ星団の方が明るくて、何とか肉眼で雲のように見えるかな、という感じです。写真では、50個ほどの星が確認できそうです。実際には、500個ほどの星の集団のようです。全体に青っぽい色合いで、双眼鏡で眺めると、とても美しい眺めです。地球からの距離が600光年程なので、すぐ近所という感じでしょうか……。

 ところで、この撮影には、180ミリのカメラレンズを使いましたが、一度目は失敗でした。ピントを、デジカメの液晶画面の星像で正確に合わせたつもりでしたが、ピンボケでした。そのために、二度目はバーティノフマスクで合わせました。さすが、ピンがきています。ちょっとさぼるとダメだ、という良い例です。いろいろ、勉強になりました。

 このところ、曇りや雨の日が多くて、なかなか星空を見ることが出来ません。この3月、星がまともに見えたのは、たった3回しかありません。最近は、こんなモノなんですね。もう少し晴れて欲しい、という気持ちです。

 例年よりは少々早いのですが、山桜はすっかり散ってしまいました。明日から4月ですが、まだまだヒンヤリの天気のようです。今夜は、霧雨が降っていて、なかなか止みません。という訳で、小休止しま~す。

データ/ケンコースカイメモS・180ミリマクロ・EOSKissX8i・ISO1600・f4.5・40秒・2022年2月27日20時30分

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2022年3月23日 (水)

カモメ星雲

Blog_20220323191801  写真は、おおいぬ座といっかくじゅう座の境界線付近にある散光星雲IC2177です。おおいぬ座のα星シリウスから北東方向に8度ほどのところにあります。ただし、目印になる明るい星もないので、探すのがとても大変です。そんなときは、やはり自動導入が一番かな、っていう感じですね。赤緯マイナス10度ほどなので、薩摩半島から見ると高度50度ほどでしょうか……。結構高度が高いので、撮影もしやすい星雲です。

 この散光星雲は、カモメ星雲とも呼ばれています。ワシ星雲という愛称もあるようですが、まあ、どちらでもいいんですが……。カモメにもワシにも似ているので……なかなか難しいですね。写真左方向が、天の北極方向です。この周辺は冬の天の川が流れていて、星の数もとても多い領域です。写真左上には、散開星団M50も写っています。この周りには、散光星雲や散開星団が非常に多く、大口径の望遠鏡ならば、たくさんの星雲星団が見えているはずです。この天の川を南東方向にたどれば、ケンタウルス座や南十字星のある、南天の賑やかな星空に行き着くのでしょう。まだ見たことはありませんが、夢にでも、一度は見てみたい星空です。

 今日も、ほとんど一日中雨でした。鹿児島でも桜が咲いているのですが、雨の日の桜は、どう見てもイマイチです。このところ梅雨のような天気で、10日程まともに月も星空も見ていません。3月の長雨は、菜種梅雨と呼ばれるそうで、確かに先週からそんな感じです。おまけに少々ひんやりとしていて、まだまだ暖房が必要かも、です。明日は晴れそうで、星空は少しは期待できそうです。いつもは木曜日の夜にBlogをUPするのですが、明日のために、一日早く書いています。でもでも……天気のことだから、どうなるのかは、分かりませんが……。

 明日晴れれば、昇りかけた春の大曲線と春の大三角形を眺めてみます。という訳で、今夜も常温ビールなんですが……。いつもと違うDHCビールで~す。プレゼントしてもらった少々高価(多分……そうかな?)なビールです。

データ/ビクセンSX2・ボーグ55FL・専用レデューサー・EOS60D(改造)・Quad BPフィルター使用・ISO3200・95秒・2022年1月25日21時20分

 

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2022年3月17日 (木)

冬のダイヤモンド

Blog_20220317185901  今夜は、晴れていれば、明るい月が東の空に昇っているはずなんですが、そろそろ雨が降りだしそうな空で、生温い風が吹いています。深夜から朝方にかけて、激しい雨が降るという予報ですが、当たらない確率の方が高いので、あまり信用しないことにしています。それにしても、薩摩半島もこのところ初夏のような気温です。晴れると、車の中は夏のような暑さになるので、先週からエアコンを入れています。5月中旬から6月上旬の陽気だそうで、これまた、異常気象です。

 写真は、冬のダイヤモンドです。3月には、こんな構図で、毎年撮影しています。東シナ海の方に傾きかけた冬の星座が、とてもいい感じです。この写真では、1等星が7個もあり、全天にある1等星の3分の1ほどが、この狭い領域に集まっています。2等星はというと、10個以上はありそうです……多分ですが……。

 オリオン座のペテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンの3星で描く冬の大三角形もとても目立つ存在です。さらにオリオン座の三ツ星と小三つ星も肉眼でもくっきり見えています。おうし座のアルデバランとその周りにある散開星団ヒヤデスも、とてもいい眺めです。いちばん北にあるぎょしゃ座の五角形も、明るい1等星のカペラも、それなりに迫力があります。冬の夜は結構寒いのですが、星々の輝きがあるので、寒さに耐えられる、そんな感じもします。この冬のダイヤモンドの中央を冬の天の川が流れていて、晴れていれば、その流れをかすかに確認できます。この六角形は、大昔から人間が夜空の星々を眺めて、楽しめるという貴重なものだったのでしょう。

 さらに、六角形の外側に、散開星団スバルも花を添えている感じがします。満月の4,5倍ほどの大きさの青い輝きは、とても神秘的で、魅力的です。星々を眺められるというのも、惑星に生きている生命体にとって、とても大切な体験なのでは、と思います。

 雨が降りそうで、まだまだ降りそうにありません。あちこちで、しきりにアマガエルが鳴いています……庭先の低い木々から聞こえてきます。一年中葉っぱの裏とか枝の隙間で暮らしているのでしょうか……ねえ……分かりません。

 という訳で、寒くない今夜は〈香るエール〉で乾杯しま~す、です。追記 まだまだ常温ビールです……当分は。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f3.5・25秒・ソフトフィルター使用・2022年3月3日21時30分頃

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2022年3月10日 (木)

ふたご座の散光星雲と散開星団

Ic443m35blog  3月に入ってから、薩摩半島は昼間の気温が20℃前後まで上がってきました。何となく春らしい、そんな気候になってきた感じがします。桜が咲くには、少々寒そうで、まだまだのようです。鹿児島の桜の開花は、どういう訳か、福岡よりは遅めなんですね。これは毎年のことのようで、どういう理由によるものかは、全く分かりません。

 先週は、ウグイスの初鳴きというか初音を今年初めて聴きました。まだまだうまく鳴くことが出来ないようで、苦労しているのではと心配しています。薩摩半島には、もうとっくにツバメがやって来ていて、巣作りを始めているようです。暖かい南風に乗って、夏鳥が集団でやって来ます。賑やかな季節が、もうすぐ始まります。

 写真は、ふたご座のカストル(兄……西側)の足元にある散光星雲と散開星団です。左下あたりに見えるのが、クラゲ星雲と呼ばれている散光星雲IC443です。とても淡い光なので、撮影するのも大変です。クラゲが泳いでいる感じに、見えないことはありませんが……。本当は、クラゲの左側周辺にも星間ガスが広がっているような感じです。左下隅の星は、ふたご座のμ(ミュー)星です。明るい3等星なので、肉眼でもはっきり見えます。写真右上隅に見えるのが、散開星団M35とNGC2158です。M35の方は、大気の状態が良ければ、肉眼でもぼんやりとした雲のように見えます。もう一つのNGC2158は、双眼鏡で眺めても、星のようにしか見えません。写真にして、やっと散開星団になります。この二つの散開星団は、ほとんど同じ方向ですが、地球からの距離が、5,6倍も離れているようです。ふたご座の足元は、冬の天の川が流れているところです。結構星の数も多い領域で、大口径の望遠鏡で覗くと、たくさんの星雲星団が発見できるはずです。

 3月中頃の夜9時ごろには、冬の星座は子午線を越えて、西空に傾き始めます。それでも、4月中頃までは、まだまだ冬の星々を何とか眺めることが出来ます。もう少し、楽しめるのかな……。

 ところで、この夜の撮影中に、また不可解な光を観察しました。東シナ海方向(多分、そのはずです)から青っぽい光(2等星ぐらいの明るさかな……)が東の空に流れていきました。それも、くっついたようにふたつでした……音もなく。ひとつならそれほど驚きませんが、二つというのは、少々解せない……ですね。時々、こんなことが起こるんですよね。よく分かりません……不思議です……とても。

データ/ビクセンSX2・ボーグ55FL・EOS60D(改造)・Quad BPフィルター使用・ISO1600・95秒・2022年1月25日21時10分頃

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