2019年5月17日 (金)

マルカリアン・チェーンとM87

Photo_9  何年も前から、一度は眺めてみたかった銀河団です。小さな双眼鏡では無理なので、アイピースを使って30倍、40倍にして覗いて見ましたが、小さなシミぐらいにしか見えませんでした。そういう訳で、撮影したんですが、画像にしてみても、やはり小さいんですね。

 かみのけ座からおとめ座にかけて、たくさんの銀河が集まっているところがあります。それらの銀河を、かみのけ座・おとめ座銀河団と呼んでいます。その銀河団の中央あたりに、ちょうど鎖で繋がっているような銀河の集団があります。この繋がりがマルカリアンの鎖(チェーン)と呼ばれていて、とても美しい眺めです。一つひとつの銀河はとても巨大なんでしょうけれど、何千万光年という宇宙の遥かかなたの銀河なので、これぐらい小さいんでしょうか。弱い光が定着していないので、写真としては、イマイチの感じがします……。マルカリアンというのは、旧ソ連の天文学者のマルカリアンという人の名前からきています。彼は、この小さな銀団の固有運動を研究した人のようです。これだけきれいに弧を描く様子から、それぞれの銀河がお互いに影響を及ぼしあっているのでは、という感じもします。

 ところで、かみのけ座・おとめ座銀河団というのは、小さな望遠鏡では、2,30個ほどしか銀河を確認できませんが、実際は2000個以上の銀河の集まりのようです。アンドロメダ銀河や天の川銀河もこの銀河団の一員です。それぞれが巨大な星の集まりならば、互いに力をおよぼしあっていることでしょう。

 春の星空の中で、このかみのけ座・おとめ座周辺は、天の川から外れているので、恒星がいちばん少ない領域です。だから、遥かかなたの銀河の姿も見えるのでしょう。写真の左下隅に見えるのが、このところ一躍有名になった6000万光年彼方の楕円銀河M87です。地球上の8つの天文台が協力して、ブラックホールの影の部分の撮影に初めて成功したという巨大銀河です。M87を特に意識しなかったのですが、偶然に隅っこに入っていたので、とてもGOOでした。まあ、このM87は以前から、非常に強い電波源としてマークされていたようです。強力電波源というのは、ブラックホールが存在する証拠なんですね。ブラックホール自体は真っ暗なので、周りにある光のドーナツしか見えません。ただ不思議なのは、どの方向から見ても、同じようなドーナツの形に見えるということです。例えれば、ブラックホールというのは、あらゆる方向に入口がある井戸、そんなイメージかも、です。そんなことは、3次元空間では絶対起こりえないことですねえ……。

 宇宙は、とても不思議です。その宇宙に住んでいる人間も、とても不思議な存在なんでしょうか……。という訳で、(仕事中なので)コーヒーブレイクです。

データ/ビクセンSX2・ビクセン70SS・笠井マルチフラットナー・EOSKissX8i・ISO1600・180秒・2019年5月3日21時頃

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2019年5月10日 (金)

しし座

Blog_17  夜の9時、10時頃に、春の星座が子午線上あたりに昇ってくるので、ちょうどいい感じで眺めることができます。それでもまだ、冬の星座のふたご座やこいぬ座も眺めることができます。有難いことに、ぎょしゃ座のカペラも北西の空で元気です。何故有難いかというと、とても明るいカペラの輝きで、撮影時のピント合わせをしているので、とても助かっているからです。春の星々は結構暗いんですね。といっても、東から冬の星座が木星を従えて昇ってきます。暦の上では、もう夏なんでしょうか。

 写真は、南中するしし座です。南の暗い空に昇ってくると、しし座をつくる4等級の星まで、何とか確認することができます。我が家の裏庭から眺めると、南東から南西、南西から北までは、漆黒の闇空なので、星々の輝きはとても明るく見えて、視力がよくなったのでは、と錯覚するほどです。まあ、そんな中での撮影でした。

 星座線で結ぶと、うまいことライオンに見えます。頭が大きくて、ライオンらしい迫力があります。α星レグルスは小さな王という意味で、β星は動物の尻尾を意味するそうです。ライオンはアフリカに生息するのだと思っていましたが、南ヨーロッパにも生息していたようです。実際見ることがあったので、ギリシャ神話にも登場したようです。星座線は自由なので、星図や星座本によって、星座の形は結構違うものなんですね。僕がよく使っている英語版の「 Pocket Sky Atlas 」では、全く違ったライオンになっていました。やはり、写真のような星座線がいちばんだと思います。ししの頭の部分は、ししの大がまと呼ばれています。古代からそんな感じで、人々は眺めていたんでしょうか。後ろ足の部分も、前足とのバランスが悪いんですが、いい感じです。星々を結んで、うまくライオンの姿にしたものだと、いつも感心しています。

 ところで、しし座の周辺には、明るい星がとても少ないんですね。目立つ星といえば、うしかい座の1等星アルクトゥールスとおとめ座の1等星スピカ、それと北空の北斗七星ぐらいです。そんな訳で、先週UPしたかみのけ座の散開星団メロッテ111もよく見えるのかも知れません。賑やかな冬と夏の星空に挟まれていますが、春の星座もそれなりに趣があっていいのかも、です。

 まあ、そういう訳で、今夜は霧雨を眺めながら、YEBISUビールを飲みながら、仕事をします、です。

データ/ケンコースカイメモS・EOSKissX8i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO800・F3.5・35秒・ソフトフィルター使用・2019年4月3日22時半頃

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2019年5月 4日 (土)

かみのけ座のメロッテ111

111  春の星空は、少しだけ寂しい感じがします。1等星は二つだけで、天の川からも離れているので、5月に入っても、西空に沈みかけた冬の星々の方が明るくて目立つんですね。春は星々が少ない分だけ、暗い星も結構よく見えるのかも知れません。しし座のβ星デネボラと、おとめ座の1等星スピカ、そして春の夜空で一番明るいうしかい座の1等星アルクトゥールス、この3つの星と北斗七星で囲まれた領域が一番暗いと言われています。確かに、その領域は、3等級より暗い星ばかりのようです。という訳で、遠くの銀河がよく見えるということらしいです。おとめ座銀河団やかみのけ座銀河団など、2000個とか3000個とか言われているはるかに遠い銀河が見えるようです。昨夜、そのおとめ座かみのけ座銀河団を撮影しました。口径が小さいので、2,30個ほど確認できただけですが、遠くがよく見える領域なんですね。

 まあ、それはそれとして、写真は、かみのけ座の散開星団メロッテ111というとても美しい星の集団です。20個ほどは、確かに確認できます。本当はもっとたくさんの星の集団のようです。髪飾りに宝石を散りばめた感じでしょうか。とてもいい感じです。7,8倍の双眼鏡で眺めると、星が視野いっぱいに広がって見えます。ブルーがとても鮮やかに目立ちます。このメロッテ111は、肉眼でも見えます。ぼんやりとそのあたりを眺めていると、視野の中心から少し離れたところに、ぼんやりと雲のような明かりを見つけることができます。よく晴れて、透明度の高い夜空では、メロッテ111全体で、3等星より少し明るい感じでしょうか……。一つひとつの星が明るいのは、地球からの距離が280光年ほどで、とても近いからだそうです。天の川銀河の中で考えると、すぐ近所で、例えばですが、同じ町内会の仲間、と言えるかも知れません。こんな感じに見える散開星団は、とても少ないんですね。

ところで、先週ぐらいから、夜10時過ぎに、南東の低い空に明るい星が昇ってきていました。瞬きをしていないので、多分木星では、と思います。今年の夏は、木星と土星がお揃いしますので、天の川を入れて賑やかな夏になりそうです。

データ/ビクセンGP2・ED70SS・笠井マルチフラットナー・EOSKissX8i・ISO800・60秒・2019年4月27日21時30分頃

 

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2019年4月26日 (金)

おおぐま座のM81とM82

M81blog  4月から5月にかけて、おおぐま座はちょうど北極星の上(南)に位置します。双眼鏡で眺めるのに適度な角度になり、いい感じです。そのおおぐま座の背中近くに、このM81とM82の銀河があります。写真では、下の渦巻銀河が7等級のM81で、上の棒上の銀河が8.6等級のM82です。この周辺は、春の天の川から離れているので、夜空の暗さは格別で、写真写りもいいのでは、と思います。

 このM81という渦巻銀河は、見かけの大きさが満月ほどで、とても迫力があります。2本の腕も結構はっきりと確認できます。ISO3200で、50秒ほどの露出ですが、何とか形になります。夜空の状態にもよりますが、この薩摩半島の暗黒のような星空のおかげでしょうか……。これだけ明るければ、ガイド撮影をする必要もなさそうです。一方、M82の銀河ですが、こちらは不規則銀河と呼ばれています。形としては渦巻銀河ですが、M81と接近しすぎたのか、中心部が大爆発を起こしているようです。これはスターバーストという現象で、巨大な銀河でも形が大きく崩れていくんですね。近くで眺めると、それはそれは、想像を絶する恐ろしい光景なんでしょうが……。

 まあそれはそれとして、このところ雲が多くて、星空がなかなか見えません。水蒸気が異常に多くて、おまけにPM2.5の濃度が高いのか、ずーっとすっきりしない天気です。明日から10連休だというのに、天気はイマイチなんですね。五月晴れも、あまり期待できないかも、です。今夜は、自室の窓を開けっぱなしにしているのですが、外気温が低いためなんでしょうが、虫一匹さえいません。こんな夜には、虫も外出しないのかも、ですね。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井0.8倍レデューサー・EOSKissX8i・ISO3200・50秒・20コマ合成・2019年4月7日21時頃

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2019年4月19日 (金)

おおぐま座のミザール

Bblog  東の空というか、少し南寄りの方向ですが、大きな、輝くような満月が昇ってきました。平成最後の満月らしいですが、それはどうでもいいことなんですが、今夜はとても明るい月夜です。薩摩半島では、このところ夏日が続いていて、毎日車のエアコンを入れています。おまけに、森では、春ゼミが賑やかに鳴いていて、初夏真っ盛りという感じです。蒸し暑い夏が近いんですね。

 ところで、写真は、おおぐま座の2等星ミザールです。ミザールというのは、北斗七星の柄の先から2番目の星です。写真のサイズは、満月がちょうどおさまる大きさです。ミザールの周辺を拡大して撮影しました。8インチ2000ミリのシュミカセでの画像です。肉眼でこの付近を見ると、多分2等星のミザールしか見えないのでは、と思います。口径の小さな望遠鏡では、ミザール本体のミザールAと左隣の2等級のアルコルが分離して見えるようです。古代ローマ帝国時代、アラビア時代には、アルコルが離れて見える、というのを、戦士の視力検査に使っていたそうです。その時代の人は、口径5センチほどの小さな望遠鏡に匹敵する視力を持っていたんですね。とても、驚きです。ミザール本体とアルコルの距離は4光年ほどですが、お互いに影響しあっているかどうかは、まだ未観測のようです。

 ところが、17世紀になって、2等級のミザールのすぐそばに、もう一つ星があることを観測しました。ミザール本体のすぐそば、非常に近い距離なので、連星だということが観測されたようです。それ以来、2等級の本体がミザールA、4等級の星がミザールBと呼ばれてきたようです。連星というのは、お互いの周りを公転している、まあ、二つの太陽があって、お互いの周りをまわっている、ということです。AとBの距離は、太陽と冥王星の距離の7倍ほどだそうですが、恒星がこんな近いのは、想像できません。我が地球から考えると、太陽が二つあって、それもとてつもない大きさらしいので、お互いに影響しあうということは、とても大変なことだろうと思います。その星にたくさんの惑星があれば、それぞれがとても複雑な動きをするでしょう。場合によっては、ある惑星では夜がないかも知れません。

 さらに、このミザールAとミザールBは、またそれぞれすぐ近くに恒星を従えているそうです。太陽が4個もあれば、まあ今の地球なら、人間みんな不眠症になっていることでしょう。恐ろしい世界なんですね。太陽系のすぐ近所ですが、そんな世界でも、やはり生命体が生まれてくるんでしょうねえ。

 まあ、そんな訳で、満月を眺めながら、アサヒのドライブラックで乾杯します、です。

データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデューサー・EOSM3・ISO3200・1秒・数コマ合成・2019年4月12日20時20分頃

 

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2019年4月13日 (土)

きりん座

Photo_7  星座の名前には、ギリシャ神話に由来する人物や動物が多いんですが、単純な動物名の星座もたくさんあります。そのひとつに、きりん座があります。そのきりん座を撮影してみました。撮影といっても、肉眼で見える明るい星がひとつもないので、広角レンズで大ざっぱに北の空を撮影しただけです。北斗七星とポラリスとぎょしゃ座の狭間の寂しい領域に、暗い星がたくさんありました。北斗七星はほとんどが2等星で、ポラリスも2等星で、ぎょしゃ座のカペラはとても明るい1等星です。その間にある、暗い星々がきりん座です。

 撮影は何とかうまくいったようですが、後が大変でした。暗い星々を星座線で結ぶとき、写真を拡大しながら、星図とにらめっこして、星と星を照合しながらの作業です。何とかきりんらしくなるように……。これだけで、1時間近くかかりました。こんなこともあるんですね。星々が暗すぎるんですね。きりん座の一番明るいα星でも、4.3等級の明るさですから、無理もありません。まあ、星座線は決まりがないので適当に引けば言い訳で、適当な部分もあるでしょうねえ。少しは、横向きのきりんの姿になっているのでは、と思います。

 このきりん座は、トレミーの48星座にはもちろん入っていません。この星座は、17世紀にドイツの天文学者ヘベリウスによって作られたようです。キリンはアフリカ大陸の中南部に生息するので、古代ギリシャ・エジプト時代には見ることもなかったのでしょう。大航海時代の後の時代に、ヨーロッパの人々はきりんを初めて見たはずです。

 きりん座は冬の星座ですが、もっと高緯度の地方では、一年中見ることができそうです。まあ、そういう訳で、コーヒーブレイクです。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20F2.8・EOSKissX8i・ISO1600・F4・20秒・ソフトフィルター使用・2019年3月26日20時頃

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2019年4月 5日 (金)

かに座の散開星団M67

M67  ココログの大リニューアル後、今もエラーが出たり、文章の改行などに不安があったりしています。去年の12月までのUP記事は、何とかHTMLタグをいじって修正しましたが、それ以前のUP記事の写真は拡大されないままです。いつまで続くのか分かりませんが、何とかして欲しいものです。

 それはそれとして、画像は、かに座の散開星団M67です。写真中央近くの、星がわずかに密集したところです。満月ほどの大きさですが、6等級なので肉眼では見えないようです。この写真は、前々回UPのかに座のプレセペ星団を撮影した夜の画像です。同じかに座なので、探すのも割と簡単でした。プレセペ星団から南へ8度ほど、東へ2度ほど移動すればいい訳です。デジカメの液状画面を眺めながら、星々をたどって探すのは、結構楽しいやり方では、と思います。ただ、慣れないとうまくいかないんですね。

 散開星団M67は、4、50個ほどの星が確認できるかな、と思うのですが、実際は何百個という星の集団のようです。さらに、もっともっと近くに行けば、さらに多くの星が見えるのでしょうけれど……。写真で見ると、ちょっと可愛い感じなんですが、目の当たりに眺めると、想像を絶するすごい宇宙風景が広がっているんでしょうねえ。写真というのは、記録としてはいい方法なんですが、写真を眺めるという意味では、臨場感がほとんどなくて、リアルさに欠けます。本当は、こういう散開星団や球状星団は、対空双眼鏡で眺めるのがいちばんいいのでしょうか。口径の大きな双眼鏡が欲しくなります。

 という訳で、休憩します。ブログをUPするのはほとんど夜の作業なんですが、今は昼下がりの時間です。そろそろ雨も止みそうですが、今夜の星空は無理でしょうか……。

データ/ビクセンGP2・ボーグ55FL・KissX8i・ISO800・50秒・2019年3月12日21時頃・いつもの自宅裏庭

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2019年3月29日 (金)

西に沈む冬の星座

Blog   ココログが新システムになって10日ほど経つんでしょうか、今も、混乱が続いているようです。文章を書くにも、改行さえうまくできず、1行開けるのも、試行錯誤です。どうなっているのかあな、と思わず文句も言いたくなります。画像を挿入するのも至難の業です。マージンを入れるのもHTMLタグを操作しなければならないので、慣れていない人(僕もそのひとりですが)は、とても大変だと思います。

 まあ、それはそれとして、写真は、5日前に撮影した画像です。とても明るい冬の星々が、西空に傾いていたのですが、大気の状態がとてもよかったようで、くっきりでした。火星も、スバルのそばで赤く輝き、冬の天の川もうっすらと見え、とても印象的な光景でした。春の星座は、明るい星が少ないので、どうしても冬の星座を眺めてしまいます。それでも、しし座のレグルスやうしかい座のアルクトゥールス、おとめ座のスピカも見え始めます。北の空には、北斗七星も昇り、少しは賑やかな星空になります。星を眺めていると、季節の移り変わりをとても速く感じてしまいます。大袈裟ですが、冬の星座よ、さようなら……なんていう気分になります。季節がめぐり、また秋の終わりごろには、冬の星々を眺めることができるしょう。ただ、生きていればの話ですが……。

 今日は、写真の挿入や文章を書くのに気を使います。写真を回り込むように文章を入れて、写真と文章のマージンを適当に設定しました。早く簡単設定にしてほしいですね。いつまでもHTMLタグを触るのも、とても面倒です。このUP記事は、1行開けの改行になっているのでしょうか? 少々心配です。という訳で、冬の星座に、サントリーの香るエールで乾杯します、です。

データ/EOSKissX8i・シグマ11~20ミリ・11ミリF4・ISO1600・18秒・数コマ合成・ソフトフィルター使用・2019年3月24日20時20分頃

 

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2019年3月24日 (日)

かに座のM44プレセペ星団

M44_2  現在、ココログのサイトにつながりにくい状態です。大々的なリニューアル中なので、エラーがたびたび出るし、変なところをクリックすると、変なページにつながって、元に戻らない状況です。苦情が殺到している感じです。実際、さっき書き始めたのが、どこかに消えてしまいました。元に戻せ、なんていうコメントが集中しているようで、まともにUPできるのは、当分先のようです。という訳で、試験的にUPを試みてみます。
 
 ところで、画像は、かに座のM44プレセペ星団と呼ばれている散開星団です。四角形の中にある星の集団で、雲のような感じに見えるようです。この四角形は、かにの胴体のようです。満月よりはるかに大きいんですが、明るい星がないので、肉眼では少し無理な感じです。一度だけ見えたことがありました。明るさが、3.4等級なので見えてもいいんですが、なかなか難しいんですね。写真では、15個ほどの星が確認できます。でも実際は600個ほどの星の集団だそうです。このプレセペ星団というのは、紀元前100年頃から知られているようです。古代の人は視力がとてもよかったのか、大気が異常に澄んでいたのかは分かりませんが、とても驚きです。
 
 このかに座が、春の星座のトップバッターです。すぐ西側には、夏の星座ふたご座があり、東側には春を代表するしし座があります。春の星座には、明るい星がとても少ないのですが、まあ、それなりに楽しめるかな、と思っています。
 
 ところで、さっきまで裏庭で、星座の写真を撮影していたのですが、雲がどんどん流れ始めたので、引き上げました。変わりやすい春の夜空ですね。薩摩半島はまだまだ寒い、3月下旬です。春は少しだけ先のようです。
 まあこんな感じで、画像の隣に、文字列を挿入することができません。なんで、なんでって言いたいところなんですが、もう少し様子を見ます。1行開けることもできないんですね……。
 
 データ/ビクセンGP2・ボーグ55FL・KissX8i・ソフトフィルター使用・ISO800・40秒・23コマ合成・2019年3月12日20時頃

 

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2019年3月14日 (木)

エンジェルフィッシュ星雲

Photo_2    以前から、名前だけは知っていたのですが、撮影がうまくいったのは初めてです。オリオン座の狩人オリオンの頭のところなんでしょうか、とても大きな散光星雲です。ずーっと勘違いしていたようです。こんなに大きな星雲とは知らず、300ミリ以上の望遠鏡で撮影していたんですね。だから、いつも画像全体が赤カブリしていました。50ミリとか100ミリ程度の望遠で撮影すべきだったんですね。満月の10倍近い大きさだったとは……。

 画面左下の赤い星は、ペテルギウスです。とても赤い輝きです。右下の2等星は、γ(ガンマー)星ベラトリックスです。ベラトリックスというのは、ギリシャ神話に登場する女戦士だそうですが、詳しいことは分かりません。エンジェルフィッシュ星雲というだけあって、確かに右を向いた金魚のエンジェルフィッシュに似ていて、背びれまであります。目もあるんですね。口のあたりの前にあるとても小さな散光星雲を、金魚の餌だという人もいます。いやいや、皆さんとても想像力が豊かなんですね。感心します。

 散光星雲は、色合いがとても淡いので、なかなか撮影が難しいんですね。この撮影も、Quad BPフイルターを使っています。その後の画像処理も、まだまだアマチュアなので、試行錯誤しています。まあ気長に、のんびりと星見と撮影をやっていこうかな、なんて思っている今日この頃です。

 ところで、私的な話ですが、隣の住宅がついに無人の家になってしまいました。3年ほど一緒に油彩を描いた先輩でした。隣の人だから、結構話をすることもありましたが、つい最近亡くなられました。とても、寂しくなりました。我が家の裏庭(いつも星見をするところです)も、全くの暗闇になってしまいました。夜、裏庭から、周りを眺めてみると、12棟の住宅が見えるのですが、その内5棟が無人の住宅になっているんですね。時の流れなんでしょうか……。いろいろと感じることの多かりき……です。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノン60D・100ミリ2.8マクロ・ISO1600・F3.5・180秒・15コマ合成・Quad BPフィルター使用・2019年3月4日21時40分頃

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