2019年9月13日 (金)

天の川観望

Blog_20190913195101  毎年のことですが、空全体が晴れ渡っているとき、夏は天の川の観望です。今年は梅雨が長くて、8月になっても、晴れ渡った星空がほとんど見えませんでした。この夏は、大気の状態がとても悪いような気がします。9月の今頃になっても、同じような天候が続いているのでしょうか。このところ真夏のような天気で、おまけにムシムシの毎日です。我が家の裏庭に、彼岸花が一輪だけ咲き始めていますが、この調子でいくと、秋の涼しさは相当先の感じがします。

 今夜は中秋の名月です。東の空にほとんど丸い月が昇っていますが、とても小さい感じです。月までの距離が40万キロ以上なので、大きい時の月と比べると15%ほど小さいんでしょか……。中秋の名月といえば十五夜のような気がしますが、実際は月齢は13.7で、満月ではないんですね。旧暦では、新月の日を1日目としていますので、少しだけずれています。それでも、何とか満月らしく見えます。

ところで、今夜は月が明るいので、天の川を眺めるのには少々無理な感じです。写真は、7月に撮影した天の川です。梅雨が終わりかけた時ですが、珍しく天の川が結構くっきりしています。これだけくっきり見えれば、こと座もわし座も、はくちょう座もよく見えるはずです。ベガ、アルタイル、デネブの3個の1等星でつくる夏の大三角も、迫力満点です。こんな感じで天の川を眺めたのは、この夏はまだ数回しかなかったような記憶です。9月には、海に沈む天の川を眺めてみようと思っていますが、なかなか予定が立てられません。という訳で、もう少しのんびり待つことにします、です。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・トキナー11~20F2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4.5・25秒・ソフトフィルター・2019年7月22日20時30分

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2019年9月 6日 (金)

こと座のベガ

 Blog_20190906185101 夏の代表的な星座であること座は、9月の上旬の21時ごろには、天頂付近に昇ります。眺めるのが大変なんですが、白く明るい輝きは夏一番です。ベガの輝きも迫力があるのですが、こと座の小さく均整のとれた形も、とてもいい感じです。α星ベガの明るさは、0.0等級で、他の星の明るさを決める基準星になっています。ベガの隣にある、平行四辺形もとても正確です。完璧に近い感じの形です。偶然にしては、よくできています。この平行四辺形の4つの星は、南側2つが3等星で、北側2つが4等星です。南側の2つの星の間には、リング星雲と呼ばれるM57があります。M57の明るさは8.8等級なのに、カメラレンズでも映っています。さすがデジタルですね……。この平行四辺形ですが、とてもくっきり見える時があります。それは大気の状態が非常に良い時です。逆に何となくはっきりしない時は、イマイチの時です。という訳で、夏の夜空を眺めるときは、この4つの星の見え方を参考にするといいのでは、と思います。

 ところで、固有名のベガは、アラビア語からきているそうです。日本では織姫(おりひめ)ですが、この呼び名は中国から伝わったのでしょう。このベガは、地球からの距離が25光年です。太陽によく似た星で、とても近い恒星のひとつです。おまけに、この星には惑星系が生まれているようで、とても興味深い星です。100年か200年か経って、有人の宇宙船が太陽系を出て宇宙探査に出る時、ケンタウルス星とシリウス、そして次の候補に挙がるのがこのベガのような気がします。近くて魅力的な恒星なのでしょう。また晴れた夜に、じっくり観察してみます。

 今日は、晴れたり雨が降ったり、忙しい天気でした。台風の影響でしょうか、夜になって、風が舞い上がっています。上弦の月もほとんど見えません。という訳で、カフェ・オ・レで休憩タイムです。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・EOSKissX8i・100ミリ・F2.8マクロ・ISO1600・F3.5・25秒・ソフトフィルター・2019年7月22日20時50分

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2019年8月30日 (金)

わし座の暗黒星雲 B142・B143

B143blog  8月も、もうすぐ終わりです。天の川が夜9時頃になると、天頂付近を通ります。さそり座は、もう西の空に傾きかけています。夏も、終わりなんですね。何か寂しいような気もしますが、まあ、季節の移り変わりですから、それはそれでいいんですが……。それにしても、このところまともに星空を眺めていない感じです。曇り、雨、曇りのち少し晴れ、また雨、曇り、少しだけ晴れ、そしてまた雨、曇り、なんていう毎日でした。今の季節に秋雨前線とは……。季節が変な感じです。

 写真は、わし座のアルタイル近くの暗黒星雲です。この付近は天の川が流れているので、星がとても多いんですが、その星の海の中にぽっかりと複雑に穴が開いている感じに見えます。しかし、これは穴ではないんですね。この部分だけ星が見えないのは、天の川の手前に、濃厚な星間ガスやチリが密集していて、星を隠しているだけです。実際は星雲なんですが、光を発していないということです。だから、暗黒星雲と呼ばれています。天の川銀河の周辺部には、たくさんあるようです。この暗黒星雲のガスやチリがやがて凝縮して、高温状態になって星が次々と生まれてきます。

 上部のCの文字に似た部分がB142で、その下がB143と呼ばれています。このBカタログというのは、アメリカの天文学者バーナードが編集した暗黒星雲だけのカタログです。350個の暗黒星雲が登録されています。1890年代の頃からですから、その頃の機材でよくここまで観測したということが、とても驚きです。観測者の執念というのでしょうか……。オリオン座にある散光星雲バーナードループは、彼の発見です。

 天の川の星の海は、双眼鏡で眺めても、とても興味深い場所です。この暗黒星雲も6倍程度の双眼鏡で確認できますが、透明度のよい夜空でないとなかなか見えてきません。まあ、そんな感じで、また暗黒星雲を探してみます。という訳で、コーヒータイムです。

データ/ビクセンGP2・ビクセンED70SS・笠井マルチフラットナー・EOSM3・ISO3200・70秒・2019年7月26日21時40分頃

 

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2019年8月23日 (金)

夜のテント事始め

Blog_20190823200701  初めてのテントでした。7月に購入したのですが、台風襲来のため、おまけに曇り空のため、なかなかテント開きができませんでした。やっと今週テント事始めとなりました。何となくオートキャンプ場の雰囲気?……?。いやいやそんなシャレたところではなく、ここは自宅の裏庭です。ちょうど北極星を眺めることができるので、いちばんの場所です。車が映っているのでキャンプ場の雰囲気みたいで、いい感じかなと思うのですが……。車を裏庭に入れるために、通路の木の枝を少しだけ切って、通れるようにしました。田舎だからできることですね。

 ところで、今風のテントはとても簡単なんですね。知りませんでした。テントを開くのに20秒、たたむのに50秒ほどでできました。これほどまでに簡単だとは……。このテント、DODというメーカーなのですが、老舗なのか輸入メーカーなのか、知りません。とにかくとても簡単にできたので、ゆっくり時間がありました。しかし、少しだけ気になったのは、テントも内部は暑いんですね。真夏の無風の夜は、ちょっと無理な感じもします。風の出入り口が三ヶ所もあるのは、風通しを良くするためなんでしょう。こんな感じだとすると、薩摩半島では秋から冬といった季節のイメージですね。10月から12月の頃が、最適かも知れません。車にテントと食料を積み込めば、キャンプ場で夜を過ごせるということが分かりました。

  この夜は、テントのある風景だけを撮影する予定でした。いろいろ撮影の設定、テント内の明るさ、三脚や車の位置、椅子や小さなテーブルの配置とか考えながら、カメラマン兼アートディレクターです。試し撮りしながら、結構忙しい時間でした。アートディレクターの個性あるいろいろな声が聞こえてくるような、そんな感じでした。これが実際のロケなら大変です。真夏の蒸し暑い夜の中、風も吹かない庭の中で、汗を流しながらドタバタしているんでしょうから……。

 まあ、実際はドタバタしながら撮影しましたが、救いは、空いっぱいに星が見えたことです。テントの撮影が終わった後、少しだけ天の川を撮影できました。ちょうど北斗七星が、木々の向こうに沈むところでした。もうすぐ9月ですから、ペルセウス座が北東の空に昇りかけているのでしょう。

データ/EOSKissX8i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO1600・11ミリ・F3.5・10秒・2019年8月21日20時40分

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2019年8月16日 (金)

いて座のM17

M17blog  台風10号も通り過ぎて、お盆も終わりで、やっと静かになったようです。いつもの日常が一番いいのかな、と思います。ところで、今週は、ペルセウス座流星群の極大だったのですが、あいにく台風10号の接近で観察することもできませんでした。流星群を一度も眺めたことがないので、次の流星群の機会があれば、じっくり眺めたいですね。

 写真は、7月に撮影した、いて座の散光星雲M17です。梅雨が明けたばかりでしたが、くっきりした夜空でした。薩摩半島では、大気の状態が良ければ、暗い4等星もよく見えます。このM17を撮影したのは初めてでした。M17は、オメガ星雲、白鳥星雲などと呼ばれていますが、何かイマイチな感じです。オメガというのは、Ωというギリシャ文字のことですが、それほど似ている感じもしないし、白鳥(上下さかさまの)にも見えるというのも疑問です。他にも、馬蹄形星雲なんていうニックネームもありますが、これもイマイチな印象です。まあ、ニックネームがなくてもいいんですが……。

 この散光星雲はとても大きく、見かけの大きさは満月を少し大きくした感じです。淡い領域が周囲に広がっているようですが、写真ではあまり確認できません。それでも、赤い輝きはすごい迫力です。遥か5000光年の彼方からの、光というかエネルギーです。6倍の双眼鏡で眺めると、中心部の明るい領域だけは何とか見えますが、形を確認するには少々無理な感じです。肉眼では、この赤く輝く領域はなかなか見えないんですね……。まあ、このM17の画像も、貴重なひとコマです。

 今、東南東の空に、十六夜(いざよい)の月が昇ってきました。オレンジ色をした、少しだけ寂しそうな月です。コーヒータイムにして、双眼鏡で眺めてきます、です。 

データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOS60D(改造)・ISO1600・60秒・Quad BPフィルター使用・20コマ合成・2019年7月25日20時50分

 

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2019年8月 9日 (金)

さそり座からいて座

Blog_20190809193101  立秋は過ぎたのですが、まだまだ暑い夏が続いています。全国的に猛暑ですが、ここ薩摩半島の田舎では、猛暑日もほとんどありませんが、蒸し暑さだけは特別です。ムシムシする日は、梅雨明けからずーっと続いています。汗かき人間には、大変です。台風9号と10号が北上していますので、亜熱帯の暖湿気流をどんどん運んでくるんですね……。

 ところで、8月のお盆前後の夜の10時ごろが、天の川のいちばんの見頃です。南の地平線から北北東の空まで、天の川の雲のような流れがとてもよく見えます。特に澄み切った夜空なら、やや黄色っぽく輝く星々の姿が、とても鮮やかです。双眼鏡で眺めると、星々の海という感じが、手に取るように分かります。宇宙の神秘を感じる光景です。天の川銀河には、およそ2000憶の恒星がありますが、肉眼で見えている星は、地球にとても近い星か、または特別に明るい星です。2000憶個の星々の、1億分の1パーセントほどの星だけが見えているのでしょうか……。

 写真は、さそり座からいて座の周辺の夜空です。広角レンズで撮ると、こんな感じです。天の川を取り囲むように、さそり座、いて座、へび座、へびつかい座、みなみのかんむり座、たて座などが賑やかに輝いています。天の川周辺には、散開星団や球状星団、さらに散光星雲などがあちこちに散らばっていて、これまた賑やかです。おまけに、今年は特別に、木星と土星が天の川の両岸で輝いているので、夜空はまるで星まつりのような賑わいです。今年の夏は、この眺めを満喫しようと思ているのですが、まあ、夜の天気次第ですね。

 来週はペルセウス座流星群の極大なんですが、台風の影響で少々無理な感じもしますが……、まあそういう訳で、たくさん流れることを願って、YEBISUで乾杯します、です。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・F4・25秒・2019年7月30日21時40分

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2019年8月 1日 (木)

こぎつね座のM27

M27blog  こぎつね座は、はくちょう座のすぐ南側にあるあまり知られていない星座です。これといって明るい星もなく、肉眼で探すのは多分無理なのでは、と思います。M27は、そのこぎつね座にある珍しい星雲です。惑星状星雲のひとつで、とても暗いんですが、視直径は満月の30パーセントほどの大きさです。M27というよりは、アレイ状星雲という方が知られているようです。写真で見たことはありましたが、今回初めて撮影しました。アレイというのは、筋力トレーニングに使う鉄亜鈴(ダンベル)ですが、それに似ているということらしいです。

 ところで、太陽より7,8倍程度以下の小さ目の恒星が星の最期を迎えたとき、膨大なガスを周辺に発散させて静かに冷えていく、その時に中心に残った恒星の名残を白色矮星(はくしょくわいせい)と言います。惑星状星雲は、その白色矮星の光が周辺部のガスとチリを照らしている状態です。本当は、もう少し赤い輝きのようですが、改造カメラではないので、きれいな薄いコバルトブルーのような感じに映っています。とてもきれいな色で、これもまた宇宙の神秘を感じさせます。地球からの距離が1000光年ほどですから、すぐ近くという感じです。それでも、直径が1光年ということを考えると、とても想像できない大きさの領域です。いろいろ不思議なことばかりで、強烈な刺激になります。

 このところ晴天が続いていて、雲の少ない夜空です。先週から毎日星見をしているような気がします。撮影後の画像処理がなかなか追いつきません。珍しく忙しい夜の時間です。という訳で、コーヒーブレイクにして……、夜の空気を吸ってきます。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井フラットナー・EOSM3・ISO1600・55秒・2019年7月27日21時15分

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2019年7月26日 (金)

天の川銀河の中心部

Blog_20190726195701  やっと梅雨が明けて、薩摩半島も夏空で、入道雲も青空にくっきりです。日が暮れて20時頃になると、天の川が明るく見えるようになりました。このところ水蒸気が少ないのでしょうか、星々の輝きが際立っているように見えます。天の川の撮影は、カメラレンズが一番便利で、簡単です。この写真も100ミリマクロレンズでの撮影でした。

 毎年撮っている構図ですが、天の川銀河の一番好きな領域です。6,7倍の双眼鏡でこの周辺を眺めると、星だらけという感じの場所です。このひとつひとつが恒星なんですが、これだけの数の太陽が輝いているというのが、なかなか実感として理解できない、そんな感じです。恐ろしいというか、これが宇宙の神秘なのでしょうか……。中央左には球状星団M22、右側の下から散光星雲M8、そのすぐ北側に、これも散光星雲M20、すぐ近くに散開星団M21、さらに右上隅に散開星団M23という感じで、いろいろな光が集まっています。2000憶ほどの恒星が集まっている天の川銀河ですが、その一つの小さな恒星が太陽ですから、そう考えると、地球の存在なんて、一体どうなっているんでしょうか……。大小関係が異常に違いすぎて、想像力が全く働きません。直径10万光年の天の川銀河ですが、この広い宇宙から見れば、あるようでないような存在かも知れません。地球という小さなゴミのよう惑星の片隅から、星々を眺めている生物が生息しているんですから、また不思議というか、不思議だらけです……。眺めるたびに、そんなことを考えます。

 先ほど日が沈んで、少しずづ暗くなり始めました。木星と土星が東の空に輝き始めました。もう少しで、天の川も見え始めます。今夜も天の川を眺めてみようと思います。そんな訳で、コーヒータイムにします。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・100ミリマクロ・EOSM3・ISO1600・F4・50秒・2019年7月22日21時30分頃

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2019年7月19日 (金)

ヘルクレス座のM13

M13blog  球状星団M13は、ヘルクレス座にあります。前々回UPしたヘルクレス座の腰のところにあるんですが、結構暗いので、肉眼では見たことがありません。ヘルクレス座は、梅雨が明ける7月中旬の21時頃、天頂付近に来ます。双眼鏡で眺めるのはとても苦労しますが、天頂付近は一番暗いので、撮影には最適です。M13は、距離25000光年という遥か彼方で、数十万個の恒星が密集した星の集団です。直径90光年ほどの狭い空間に、数十万個の星が密集している状態です。こんな状態が長く続いてきたのであれば、中心付近はどうなっているのでしょうか……。なかなか想像もできません。中心部の密度というか重力というか、それを考えると、中心部にブラックホールがあっても不思議ではないような気がします。とても魅力的で、好奇心を駆り立てる、究極のものでは、と自分では思っています。

 なお、写真には、すぐそばに渦巻銀河6207も映っています。この銀河は、明るさが12等級という暗さですが、写真にはちゃーんと映るんですね。少々驚きです。

 ところで、我が家の庭から肉眼で見える球状星団は、ケンタウルス座のオメガ星団といて座のM22だけです。オメガ星団は肉眼ではっきり見えて、視直径と明るさから考えて特別な存在です。M22は、天の川の中にあって星々の海を背景にとても美しい光です。このM22は、肉眼でいつも見えるという訳ではなく、大気の状態が良い時だけかすかに見えるという感じです。三番手が、このM13なのでしょうか。肉眼では見えませんが、双眼鏡で覗くと、恒星ではなく、小さな雲の光のような感じに見えます。画像にしてやっと、周辺部の星が分離して、球状星団らしくなります。背景が暗いので、星々がとてもくっきりしています。眺めていると、とても癒される……そんな光景です。

 まあ、そんな訳で、早く梅雨が終わって、夏の星々を眺めたいんですね。それを願って、YEBISUのプレミアムブラック(初めて味わうビールかな……?)でひとりで乾杯します。

データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・EOSM5・ISO3200・40秒・トリミング・2019年6月28日21時30分

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2019年7月12日 (金)

月齢3.3の地球照

 33blog 7月の中旬になろうというのに、なかなか梅雨が終わりません。例年なら、もうそろそろ、という時期ですが、これから10日ほどは曇り空か、雨のようです。下手をすると、2週間ほど続くのかも知れません。このところ天気予報が当たらないので、自分で予想するしかありませんが、なかなか大変です。そんな中、先週、西空の雲の間から三日月が見えていたので、観察と撮影をしました。

 月齢3.3なんですが、新月から4日目なので、旧暦では4日月ということになります。大気の状態がよかったのか、とてもすっきりした4日月でした。後ろに星がいくつか見えますが、この辺りは、しし座の前足付近のようです。この画像は、4コマを合成したものです。画像の位置合わせを自動設定にしたのですが、星ではなく、やはり月を基準に位置合わせされています。月のどこの輝点を基準にしたのでしょうか……。デジタルも進歩したものですね。驚きです。

 ところで、後ろの星が僅かに軌跡を描いています。4コマの撮影時間は30秒ほどだと思うんですが、星は結構動いています。というよりは、月が星の海を西から東に動いている、ということですが……。いろいろやっていると、いろいろな発見があります。さらに言えば、太陽に照らされた地球表面の明かりが、35万キロも離れた月の夜を照らしている、それも結構な明るさで、ということもまた驚きです。単純でありふれた観察だけをしているのですが、これこそリアルタイムな体験かも、という感じがして、とても楽しい時間でした。

 という訳で、コーヒータイムです。

データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・専用レデューサー・EOSM3・ISO1600・2秒・4コマ合成・2019年7月6日20時50分

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