2016年8月21日 (日)

赤い星 火星とアンタレス

C16a 今、南の空に、赤い星、火星とアンタレスが輝いています。火星は、星座の海の中を、東にひっしに移動しています。まるで地球を追いかけているように見えます。でも、結局は、西へ西へと遠ざかっていく運命なんですね。

 夕方まで曇っていたので、18日目の月も見えないかも、という予想でしたが、8時頃から星が見え始めました。このところ、天気がとても異常です。梅雨明け後の雨は、平年の2%しか降らないし、最高気温35度の日が続いています。最低気温は28度ですから、どうしようもありません。

 エアコンを止めた部屋で、朝9時半まで睡眠です。ほとんど10時間近くは寝ている計算ですが、30度近い部屋で、途中目が覚めることなく眠れるますので、自分ながら、昆虫人間のような気もしています。

 まあ、それはそれとして、21時から、火星と土星を撮影しました。火星の明るさと、赤っぽい色は、とても印象的でした。アンタレスに完全に勝っています。アンタレスというのは、火星に対抗し競争するという意味があるそうです。古代から、何千回も、アンタレスと火星は出会ったのでしょう。もう2,3日すると、土星、火星、アンタレスが一直線に並びます。晴れていれば、その姿を、また観察しようと思います。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・マクロ100ミリ・ISO1600・F4・15秒・16コマ合成・2016年8月21日21時15分

 

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2016年8月 9日 (火)

さそり座といて座

168c3a 8月7日の日曜日、夕方から急に晴れてきたので、天の川が見えることを期待していました。予想通り、4日月が西の空に残っていましたが、晴天の夜空です。

 8時頃から準備して、南の空の天の川を双眼鏡で眺める。田舎ならではの、輝く銀河です。火星も土星も、そしてアンタレスも南天の空に輝いていました。どうしてこんなに星が見えるのか、とても不思議でした。神戸では、夏の晴れた夜でも、星は20個ほど見えれば最高でした。でも、ここ薩摩半島では、その100倍もの星々が見えます。それだけでも、数十パーセントは幸せになれます。

 今年の夏は、特別に賑やかです。火星の赤い光、アンタレスの赤、そして土星の白。この領域は、天の川銀河の中心部分です。双眼鏡で覗くと、無数の星が密集しているのがよく分かります。球状星団や散光星雲があちこちに点在していて、見あきない景観です。

 撮影中に、野生動物が足元を駆け抜けて行きました。多分イタチなんでしょう。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO1600・F4・20秒・3コマ合成・2016年8月7日20時36分


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2016年8月 6日 (土)

散光星雲 M8

C6m8a_blog20168 立秋を迎える8月の初旬、天の川はいちばん目立ちます。ちょうど、夜が更ける11時頃天頂付近を流れます。晴れた夜ならば、くっきりと天空をよぎっていき、田舎なので、その姿は感動ものです。

 南の空の、さそり座やいて座のあたりは特別に賑やかで、さすが銀河と呼べるのです。その賑やかな周辺には、球状星団や散光星雲がたくさんあって、双眼鏡でいくつも確かめることができます。

 その中に、M8という散光星雲があります。肉眼でもはっきり見えるので、夏になると毎年撮影をしています。大きさは、満月の3,4倍はあると思います。明るさは、3等級というところでしょうか。いて座の南斗六星と呼ばれるひしゃくの形の星をたどって、少し西側に目を移していけば、ぼんやりとした雲のような星雲にいき着きます。探すのは、割と簡単です。

 このM8ですが、別名干潟(ひがた)星雲と呼ばれています。ちょうど中央付近を暗黒帯が横切っていて、干潟に似ているところから名づけられたようです。でも、何となくわかりにくいかな、と思います。むしろ、何かの果物に似ているような気がします。

 この画像は、7月末に撮影したものです。8月に入って、星空がまともに見えたことはありません。その時も、M8を5コマ撮影しただけで、曇ってしまいました。今年の夏は、すっきりした夏空をまだ一度も見ていません。今回は、M8を少しだけUPしています。次は、もう少し、どUPで、と考えています。まあ、そんな訳で、星を眺めながら、蚊と戦いながら、のんびりアイスラテで乾杯です。

データ/ビクセンSX2・ES102ミリ・キャノン60D改造・ISO1600・70秒・2016年7月29日22時30分頃  

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2016年7月25日 (月)

うしかい座

C6_blog うしかい座というのは、春の星座です。この7月の下旬の時期、夜8時を過ぎて、やっと暗がりに目が慣れてきた頃、天頂付近に輝く明るい星が、とてもよく目立ちます。この恒星が、全天で4番目に明るい、Arcturusです。

 このArcturusというのは、読み方がいろいろあって、アルクトールスとか、アークトゥールスとか、アークトゥルスなど、読み方が統一されていないので、とても困ります。このうしかい座のα星の明るさは、マイナス0.04等級ということで、確かに明るさは際立っています。南の空に輝く火星にも負けない明るさです。

 星座線では、正面を向いた男の姿です。両足がありますが、決して短足ではなく、星の並びからこういう星座線になっているだけです。左手が上にあがっていますが、これは、隣のりょうけん座にいる二匹の猟犬につないでいる綱を、高く掲げている様子です。右上隅に明るい星がありますが、この星は北斗七星の柄の一番先の星です。左隅の中央には、かんむり座の一部分が映っています。

 このうしかい座もトレミーの48星座のひとつですが、2000年ほど生きてきた、それなりの価値があるのでは、と思います。今では天文学には全く縁がない天動説ですが、トレミー(プトレマイオス)さんも、偉大な人だったかも、です。

 星座と星座の関係や、物語性を調べて行くと、結構面白いのかも知れません。これも、星見の楽しみのひとつです。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ30ミリ1.4・キャノンKissX7i・ISO1600・F4・40秒・6コマ合成・2016年・7月24日・21時30分

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2016年7月 8日 (金)

かんむり座

A かんむり座は、うしかい座とヘルクレス座の間に位置する夏の星座です。ちょうど7月中旬の夜8時頃、天頂付近にきます。天頂なので、眺めるのにとても苦労します。双眼鏡で覗くのは、変な姿勢になるので、さらに苦労します。夜、外に出て、星を眺めるのは、結構身体を動かしているんですね。

 まあ、そんな訳で、のんびり星を眺めていたら、流れ星がひとつ、火球がひとつ西側の東シナ海方向に流れていきました。火球の方は、小さな衝撃音を残していきました。流れ星は、結構頻繁に流れていきます。

 ところで、このかんむり座は、α星以外は暗い星なので、肉眼では確認がとても難しいと思います。5,6倍の双眼鏡があれば、かんむりの形に星が並んでいるのがよくわかります。それにしても、首が痛くなるのですが、まあ、そこは我慢・我慢です。寝転んで眺めるのが、最高でしょうか。このかんむり座には、有名な変光星があるのですが、それは、次の機会に観察しようと思います。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・100ミリ2,8マクロ・ISO1600・F4・40秒・2016年7月3日20時頃

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2016年6月28日 (火)

さそり座の火星と土星

Photo 6月26日の日曜日は、久し振りの青空でした。夕方になっても、南の空は晴れ渡っていました。月も明るいはずなのに、10日間ほど月明かりさえ見えない夜空でした。明りのない梅雨空が続いていたのですが、やっと一日だけ晴天でした。赤く輝く火星と白っぽい土星と、さそり座の赤くきらめくα星アンタレスを眺めようと5月から待っていたのです。

 やっと、落ち着いて、南の空を眺めることができました。アイスコーヒーを片手に、久し振りの星見の時間です。真っ暗な我が家の裏庭で、星を眺めていると、中学生の頃を思い出してしまいます。あの頃の田舎は、多分暗黒の状態だったのでしょう。街灯さえない田舎道は、とても怖かったような記憶です。

 我が家の裏庭は、今でも暗黒です。イタチやタヌキはまだいい方で、イノシシだけには、少し気をつけています。そして、30分ほど撮影した画像が、これです。

 赤い火星は、マイナス2等級に近い明るさなので、とても目立ちます。その次が、さそり座のアンタレスです。これまた、赤いα星です。土星はと言えば、特に目立たない白い0等星です。アンタレスのすぐ近くにある、球状星団M4も、写真ではとても明るい感じがします。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・シグマ50ミリ1,4・ISO1600・F5・40秒・10コマ合成・2016・6月26日20時35分

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2016年6月19日 (日)

月齢9.0

C110_blog 今日6月19日、日曜日の鹿児島は、大荒れでした。神戸や、岡山では、多分出会わないような嵐です。早朝から、雷の遠吠えです。半分眠っていても、ゆっくり近づいてくるのが良くわかりました。8時を過ぎた頃、でかい雷が、2,3パツ、地響きを連れて落ちてきました。少しビビリながら、起き上がりました。

 その後が、またすごいんですね。曇り空で外はとても暗いんですが、1分おきぐらいに、稲光です。その数秒後、どでかい衝撃波の響きです。これには、少々恐怖を感じました。それが延々と3時間半程、続きました。積乱雲が同じところを流れて行ったのでしょう。雨の降り方も尋常ではないんです。ドシャ降りというのでしょう、ほんと10メートル先が見えないくらいに降り続きました。鹿児島では、決して珍しくない大雨のようですが、瀬戸内生まれの僕には、とても印象深い事件(……?)でした。

 ところで、写真は月面です。月齢9.0の北半分程の画像です。黒っぽいところが海と呼ばれている起伏が少ないところです。右上が晴れの海、その下が静かの海です。晴れの海から南西方向に伸びている渓谷がアペニン山脈とよばれているところです。クレーターも少しははっきりしているのでは、と思います。これぐらいが、直焦点撮影の限界です。

 時間があれば、この辺りを、双眼装置を使って低倍率で眺めると、とても素晴らしい月面の眺めになります。まるで、宇宙船で月面遊覧している気分です。

データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデューサー使用・ISO800・1250分の1・キャノンKissX7i・110コマ合成トリミング・2016年6月14日20時40分

 

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2016年5月31日 (火)

おおぐま座のM101

M101 おおぐま座の銀河M101を初めて撮影しました。今まで、何度も挑戦したのですが、小さな屈折鏡筒では、なかなか位置が確認できませんでした。自動導入を使っていませんので、暗い星々をたどりながら、やっとその領域を確認できました。とても大変な作業ですが、何とか画像に収めました。

 星図とファインダースコープで、目標の地点に到達したときは、結構感動ものです。これが星見の楽しさです。鹿児島の有名な元天文台長から教わった、究極の楽しみ方です。

 この画像は、15コマを合成しています。120秒間露光の間に、星の追尾がうまくいかなかったコマが多くて大変です。今回は、オートガイド撮影ではありません。

 雲の流れを予想して、バルブ撮影しています。双眼鏡で、暗い夜空の雲の流れもやっと分かるようになりました。次は、もっと大きな口径で挑戦してみます。撮影後、ひとりビールで乾杯です。いつものことながら……。

データ/ビクセンSX2・ビクセン80sf・専用レデューサー・キャノンKissX7i・ISO1600・120秒・15コマ合成・2016・5・26・22時


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2016年5月18日 (水)

しし座の木星

Img_8527blog 3月9日に、木星は衝でした。それから2ヵ月ほど経っていますので、少しだけ西に傾いています。5月から7月までは、しし座の後ろ足のあたりを、ゆっくり移動していくのでしょう。まだまだ明るく、マイナス2等級の明るさを保っているのでは、と思います。月が出ていても、結構明るい木星です。

 口径20センチの望遠鏡で直焦点撮影すると、こんな感じで木星が写ります。画像は、トリミングしていますので、本当はもっと小さいはずです。

 この日は、ガリレオ衛星を観察することでした。どれがどの衛星か分かりませんが、データを調べてみると、左から、エウロパ、イオ、ガニメデ、カリストの順番でした。

 エウロパは、「2010年宇宙の旅」にでてきた衛星だったと思います。事実氷の下に液体の水が存在しているのですが、映画ではその水の中を、何かが動いている場面がありました。あれは、とても衝撃的でした。

 イオは、地球以外で、初めて火山噴火が発見された衛星です。ガニメデは、水星より大きな天体です。カリストには、非常に大きなクレーターがあり、今も、隕石が降ってきている可能性もあります。

 木星は、太陽になり損なった惑星です。ほとんどがガスですが、中心付近には液体水素の海が広がっていると言われていますが、本当のことは、まだまだ未知のようです。

データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデユーサー・キャノンKissX7i・ISO1600・4分の1秒・2016年5月13日21時24分

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2016年5月11日 (水)

M51 子持ち星雲

M51 九州南部は、このところ雨ばかりで、まるで梅雨のような空模様です。気象庁は、梅雨入りを、出来るだけ平年に近づけたいのでしょうか、まだ梅雨入りを発表していません。でも、本当は、梅雨入りしている、と僕は考えています。まあ、そんな訳で、5月に入って太陽が見えて、星が見えたのは、3日間だけでした。

 この写真は、4月末に撮影した、M51の画像です。子持ち星雲と呼ばれています。8.4等級の明るさしかありませんので、カメラの液晶ファインダーに導入するのがとても大変です。星図とファインダースコープで、あちこちと探し回るのですが、これがとても楽しい時間です。

 今回は、口径80ミリのED鏡なので、本体の星雲は、やや小さめに写っています。それをトリミングして、少しだけ拡大しています。大きいほうの渦巻銀河がM51で、小さいほうの銀河は、M51の6万光年後方にあると言われていますので、宇宙の巨大なスケールを感じます。それでも、二つの銀河は、相互作用で繋がっているようです。写真の左方向が、北極星方向です。

データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・ISO1600・120秒11コマ合成・キャノンKissX7i・2016年4月29日21時頃

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