2017年2月14日 (火)

月齢16.1の月

Bloga 5日ほど続いた寒波がやっと終わりかけて、星空が戻ってきました。でも、まだまだ夜は寒いんですね。真冬の庭先は、やっぱり冷え冷えです。それでも、日が暮れると、夕食後の散歩をします。この時期、金星がとても明るく、西の空に輝いています。日没後30分もすれば、1等星以上の星や、2等星の明るい星が確認できます。一日に1度ほど西側に移動するので、公転している地球を実感できます。

 左の写真は、月齢16.1の月面です。満月過ぎの月を撮影したのは、これが初めてです。時々気になっていたのですが、月の東の端はどうなっているのかな、という疑問です。夜は、12時に就寝なので、下弦の月などは見たこともありません。

 という訳で、21時頃、東の空に昇った月を眺めました。黄色っぽい色の月でした。昇りかけた月は、結構いい感じなのですが、いちばん大気の状態が悪い時なんですね。望遠鏡で眺めても、ゆらゆらと陽炎のように揺れ動いていました。撮影となると、もっと大変です。ほとんどピントを合わせることができません。

 右方向が、太陽の昇る方向なので、東です。満月から2日目、欠け始めている月面です。東のやや北側に、クレーターのようなとても大きな台地があります。これはクレーターではなく、「危機の海」と呼ばれている平原です。他にも、結構大きなクレーターが確認できます。5,6個の海が確認できますが、中央のいちばんの大きな海が「静かの海」です。アポロ計画で、人類初の月面着陸が実現した平原です。

 月面を眺めるのも、結構楽しいものです。クレーターの外輪山の影がどんどん変化していくのが分かります。月を眺めているだけで、宇宙のすべてが動いていることを、理解できるのでは、と思います。

データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・レデューサー使用・キャノンKissX7i・ISO1600・絞りオート・2017年2月13日21時頃

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2017年2月 3日 (金)

石垣島の星々

Blog コテージのテラスの庭から、カメラが見た星々です。亜熱帯の樹木が茂っている庭先で、三脚なしの、自由雲台だけで撮影したものです。小さなテーブルを利用して、何とか画像にしました。

 露光時間60秒、80回の撮影です。リーモトコントローラーがあれば、簡単に撮影できます。撮影中は、テラスでビールを飲みながら、ホー……ホー……となくフクロウや名前も知らない野鳥の鳴き声をのんびり楽しむことができます。

 ここは天国のようだな、なんて思いながら、ひとりで時間の流れに身を任せれば、何十年も昔の旧友たちの笑顔が浮かんでくるから、不思議です。とてもリラックスしているのが、自分でもわかるんですね。夜空に輝く、オリオン座やシリウスがとても明るく光っていました。大気の透明度がとてもいいのでしょう。星々の明るさが2等級ほど明るく見えました。

 もしも次に住むとしたら、石垣島しかないような感じです。それほど、魅力的な八重山の石垣島です。

データ/キャノンKissX7i・シグマ11~20F2.8・ISO1600・F5.6・60秒・80コマ・比較明合成・2017年1月29日


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2017年1月31日 (火)

石垣島から見るカノープス

Blog 1月27日(金)から、三泊四日の予定で石垣島にいってきました。予定は予定だったのですが、実際は四泊五日になりました。というのは、30日の夕方、帰りの那覇空港で自衛隊機がパンク故障を起こして、滑走路閉鎖ということになりました。2時間ほど、空港は全く機能せず、ということになって、仕方なく那覇市内で一泊でした。その時思ったのですが、いさという時、那覇空港にある海・空・陸の自衛隊は、本当に機能するのだろうか、ということでした。平和な時代が長く続くと、こんな感じになるのでしょうかねえ。まあ、僕が心配することでもないようですが……。

 石垣島の川平(かぴら)の半島のいちばん先のホテルに泊まりました。ホテルといっても、一戸建てのコテージだったので、亜熱帯の雰囲気を満喫できて、とてもいい感じでした。テラスに出ると、南の島の樹木の上に星が瞬き、夜中じゅう、フクロウがすぐ近くのヤシの枝で鳴き続けているのでした。空には、星々がとても明るく輝いていました。

 写真は、部屋のすぐ前の海から見た、南の空です。初めて、りゅうこつ座のカノープスを見ました。全天でシリウスに次ぐ明るさの星です。オリオン座と、その南で輝くシリウス、そして山際低くカノープスが輝いていました。予想はしていたのですが、感動ものでした。

 石垣島は、今回で3回目です。いちばん好きな南の島です。明るいコバルトブルーの海は、時の経つのを忘れるほど美しい眺めです。

デーダ/キャノンKissX7i・シグマ11~20ミリF2.8・ISO1600・F4・オート・2017年1月27日20時頃 

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2017年1月18日 (水)

オリオン座バーナードループ

C16 薩摩半島も、まだまだ寒い日が続いているのですが、日の入りが遅くなり、夕方6時過ぎまで、明るさが残っています。日没後、晴れていれば南西の空に金星が輝き始めます。-4等級からー5等級の明るさなので、1等星の100倍近い明るさなのでしょう。これから2月上旬にかけて、まだまだ明るく輝くようです。

 ところで、左の写真は、バーナードループと呼ばれている、オリオン座の散光星雲です。50ミリレンズで撮影して、トリミングしていますが、その巨大さにはとても驚かされます。中央に輝くオリオンの3つ星やオリオン星雲がとても小さく見えます。

 このバーナードループと呼ばれている散光星雲は、200万年前にオリオン星雲近くで起こった超新星爆発によって、飛び散った水素ガスなどが、若い星の紫外線を浴びて今も赤く光っているということのようです。200万年前の人間は、その巨大な光を見たことでしょう。非常に淡い天体なので、特殊なフィルターを使わないと見ることはできないようです。写真は、他の星雲の階調やグラデーションを無視して、カチカチに仕上げています。それで、やっと散光星雲の姿をとらえることができました。本当は、もっと広範囲に、淡い光は広がっているようです。

 1月中旬の夜10時を過ぎると、東の空には、しし座やおおぐま座が昇ってきます。春が近づいています。星空は、季節の移り変わりを、静かに静かに教えてくれます。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノン60D改造・シグマ50ミリ・F1.4・ISO1600・40秒・F2.8・2016年12月30日21時35分・20コマ合成

 

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2017年1月10日 (火)

オリオン星雲

C35ablog 薩摩では、年末から晴天が続き、月明かりもない絶好の星見の夜空でした。写真は、正月元旦に撮影したオリオン星雲M42です。銀河系内の星雲の中で、肉眼でいちばんくっきりと見える星雲です。2等級の散光星雲なので、シーイングが少し悪くても、何とか確認できます。

 夕食後、晴れていれば、ホットコーヒーを飲みながら、星見散歩です。休憩時間は、歩きまわれ、なんて……、誰が言ったのか忘れましたが、とても身体に良いということなので、毎日実践しています。まあ、それはそれとして、裏庭で空を眺めたり、双眼鏡で星を覗いたりしています。しばらく眺めていると、見える星がどんどん増えていくのが分かります。肉眼が、少しずつ400万年前の夜行性動物に近づいていっているのでしょう。

 1月中旬の夜7時頃になると、オリオン座は南東の空高く昇っているはずです。オリオンの三つ星のすぐ南に、小さな三つ星が見えます。それが、この写真の3つの明るい部分です。中央に鳥が羽を広げたような光の領域がオリオン星雲M42です。頭まで付いていますが、頭の部分は、M43という別の散光星雲です。くちばしまでも付いているような姿です。M42の明るい領域では、若い星々が生まれていて、強力な紫外線を周辺のガスに向かって放出しているため、周辺のガス領域が赤く輝いています。ガスの流れも少しは想像できる、かもです。人間の想像を越えた、宇宙のダイナミックな姿です。オリオン星雲までの距離が、1500光年ということで、この写真は1500年前の姿ですが。

データ/ビクセンSX2・ES102屈折・キャノン60D改造・ISO1600・50秒・35コマ合成・2017年1月1日20時35分

 

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2017年1月 2日 (月)

月齢 3.8 の月と金星

Blog 年末から正月にかけて、とてもグーな天気が続いています。薩摩半島では、珍しく晴れの天気が続いていて、小春日和と呼べるような暖かさです。おかげで、夜の星見を毎日楽しむことができます。

 今日1月2日は、三日月と金星が大接近するというので、夕方、日没を待って、撮影の準備をし始めたところ、あっという間に黒雲が空を覆い始めました。半分諦めながら、再度、機材の再確認をしようとしたところ、赤道儀のモーターが動かないではないですか。あわてて予備のバッテリーで試しても、無駄でした。まあー、古い器械だから、もう駄目かなという、悟りの気持ちでした。

 それでも、ゆっくり考え直して、もしかして、断線の可能性かも? ということで、端子部分をあちこち調べてみると、バッテリー側のシガーケーブル部分のハンダ切れによる断線でした。さっそく、ハンダごてセットを探し出して、ハンダ付けです。20年振りのハンダ付け作業でした。うまくいって、何とか動くようになりました。

 夜、7時半ごろ外に出てみると、晴れ渡った冬の夜空でした。また機材を運び出し、撮影の準備です。ドタバタしながら準備完了したのが、夜7時半過ぎでした。この画像は、その後の撮影画像です。

 3絞りほど、露出オーバーなので、月の夜の部分が明るく写っています。これは、地球からの反射光で月の陰の部分が明るくなるという、地球照という現象です。3日月前後が、いちばん条件がそろうようです。まあ、そんな訳で、今年も、晴れた夜は、ドタバタ、ドタバタするような予想です。

データ/ビクセンGP2・ビクセン70SS・笠井マルチフラットナー・キャノンKissX7i・ISO1600・1.3秒・2017年1月2日19時49分46秒

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2016年12月26日 (月)

おうし座のヒヤデス星団

Photo 12月の下旬、夜8時頃、東の空高く二つの星が輝いています。ぎょしゃ座のα星カペラとおうし座のα星アルデバランです。全天で21個ある1等星以上の恒星の中でも、とても明るい星の部類に入ります。カペラは、ぎょしゃ座の五角形の中で最も明るい星なので、すぐに分かります。カペラから30度ほど南で輝いているのが、アルデバランです。

 6、7倍の双眼鏡でアルデバランを眺めると、その周辺にたくさんの星を確認できます。これが、ヒヤデス星団です。この画像は、ソフトフィルターで星をにじませて、分かりやすくしています。ちょうどV字形に星が集まっていて、小さい星も入れると50個ほどあるのでは、と思います。少し青みがかっているので、まだまだ若い恒星のようです。地球からの距離が150光年ほどなので、すぐ近所という感じです。ただし、アルデバランは、半分ほどの距離なので、散開星団ヒヤデスとは、関係なく、偶然同じ方向に見えているだけです。

 夜の10時、11時頃になると、さらに明るい冬の星が空高く輝き始めます。オリオン座の明るい星々や、シリウス、プロキオンなどが、夜空をとても賑やかにしてくれます。冬は水蒸気が少ないので、夜の寒さは我慢するとして、星見を楽しむのに、いちばん適した季節かも知れません。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・タムロン180F3.5マクロ・キャノンKissX7i・ISO1600・30秒F4・2016年12月16日20時05分頃・ソフトフィルター使用

 

 

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2016年12月20日 (火)

おうし座とぎょしゃ座

Photo 冬の星座で、最初に空高く昇ってくるのが、おうし座とぎょしゃ座です。おうしというのは、鋭い角があり、突進する猛牛です。一方、ぎょしゃというのは、馬を操る者ですが、実際は騎馬車をうまく操る軍人なのでしょうか。ちょうど隣り合わせになっていて、繋がっているので、まとめて画像にしました。

 おうし座には、明るい1等星アルデバランがあります。アルデバランは、牛の目のあたりなのでしょう。角が2本北東に長く伸びています。背中のあたりに、ぼんやりとすばる(プレヤデス星団)が見えますが、それ以外の星は暗く、ほとんど目立ちません。全体像を確認するのに苦労します。

 一方、ぎょしゃ座の方は、明るい星がつくる五角形が目立つので、星座の形がよくわかります。α星カペラは、とても明るい恒星です。やや黄色っぽい輝きです。ぎょしゃ座には、散開星団や散光星雲がたくさんあり、とても賑やかな場所のようです。

 ところで、薩摩地方は、とても気温が高く、今日の最高気温は22度ほどありました。車のエアコンを入れる気温です。10月の下旬の気候だそうです。夜の12時近くになっても、大きな窓を全開しているのですが、外の気温は20度を超えています。今日の天気予報は雨ということでしたが、青空の快晴でした。天気予報は完全にハズレでした。クリスマス近しというのに、変な天候ですね。

 今夜は、晴れた夜空に、イプシロン2号ロケットの、天に昇るとても明るい光の軌跡を眺めることができました。結構長い時間のようでした。3,4分という感じかな、と思います。まあ、そんな感じで、クリスマスを迎えます。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・シグマ11~20F2.8・20ミリ・ISO1600・F4・60秒・2016年12月17日21時05分


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2016年12月14日 (水)

月の北極 月齢9.6

3a 12月の9日から、3日間はすっきりした夜空で、月もくっきりでした。写真は、8インチのシュミットカセグレン鏡で撮影したものです。いつもは補正レンズ(レデュサー)を使用するのですが、この日は、補正レンズなしでの撮影でした。APSサイズのデジカメなので、焦点距離は4000ミリ程度かな、と思います。

 時々、月を眺めながら、気になっていた北極地帯です。クレーターが集中している南極に比べて、不規則な地形のようです。隕石が衝突しすぎたのか、クレーターの衝突後がはっきり残っていないような気もします。

 左下の大きなクレーターがコペルニクスクレーターです。そこから北側に続いているのが雨の海です。雨の海の北の入江にある、それほど大きくはないのですが、くっきりしているのが、プラトンクレーターです。そこから東に延びる山岳地帯がアルプス山脈です。月面上の地名には、地球の地名や天文学者の名前がついているので、望遠鏡で眺めながら結構楽しめます。

 まだまだそれほど寒くはない夜だったので、のんびり月見をしていると、何やら後ろの方で動物の気配。懐中電灯で照らしてみると、二つの目が光っているでは……。よくよく見ると、猫ではなくアナグマでした。裏の森に住んでいる、いつものアナグマです。その夜は、珍しく芝生の上を動き回らず、じっーとしゃがみこんでリラックスしているような感じでした。犬や猫は、月を眺めると言われていますが、アナグマも月見を楽しんでいたのかも、です。

データ/ビクセンSX2・20㎝シュミカセ・キャノンKissX7i・ISO1600・2000分の1・20コマ合成・トリミング・2016年12月9日20時35分頃

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2016年12月 2日 (金)

さんかく座のM33

Photo 薩摩半島では、まだまだ秋のような温かい日が続いています。11月中旬から下旬の気温のようで、昼間は、時々車のエアコンを入れています。夜が更けても、暖房を使わなくてもいいような温かさです。こうして書いている今も、自室の窓はあけっぱなしです。東の空には、オリン座が昇ってきていますが、冬という感じはしません。

 写真は、今まで発見できなかった、さんかく座のM33です。6等級の明るさなので、肉眼でもほとんど見えないし、双眼鏡でも確認が難しかった星雲です。アンドロメダ星雲の半分程の大きさに見える星雲です。渦巻銀河M33の初めての撮影でした。星々をたどって、たどって、やっと行き着きました。少し時間はかかりますが、たどり着いたときのうれしさは、感動ものです。現在、メインに使っている赤道儀には、赤経・赤緯の目盛環が付いていないので、少々苦労しますが、星々をたどっていく方が星見の醍醐味がある、と天文アドバイザーのN氏から教えられたことを、実践しています。

 このM33は渦巻き型の星雲です。ほぼ真上から眺めているはずですが、腕の形がはっきりしていません。4本ほどの腕があるようですが、確認できません。もう少し大きな径が必要かも知れません。再度、挑戦する予定です。。

 さんかく座というのは、小さな三角形をつくっている星座です。その形がギリシャ語のΔ(デルタ)に似ているところから、ギリシャ時代には、デルトートンとか、デルトトンなどと呼ばれていたようです。また、ローマ時代には、この三角形をシシリー島に見立てていたようです。でも、小さいながらも、トレミーの48星座のひとつなんですね。

データ/ビクセンSX2・ビクセン70SS・笠井マルチフラットナー・キャノンKissX7i・ISO1600・130秒・6コマ合成・2016年11月11日21時50分


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