2018年6月17日 (日)

てんびん座と木星

Blog 昨夜は、台風6号が奄美諸島近くを東に移動している頃でした。どう考えても、曇り空の予想でした。ところが、どういう訳か、夕方からきれいな空になりました。風もなく、気持ちのいい夕空でした。

 薩摩地方は、天気の変化が速いし、予報も難しいのでは、と思います。きれいに晴れた青空でも1時間後にはどんより曇ってしまって、霧雨が降る、なんていうこともたびたびです。雨が降っている最中に、夕日が射していることもよくあることです。だから、天気予報を聴くよりも、外に出て、雲の様子や風向き、水蒸気の濃度などを自分で観察した方がいいのかも、です。

 という訳で、昨夜の星見はてんびん座と木星でした。さすが木星です。日没後すぐに双眼鏡で確認できました。-2等級ほどの明るさなんでしょうか。とても明るく輝いていました。木星のすぐ近くに見えるのが、てんびん座のα星(3等星)です。木星が明るすぎて、肉眼でやっと確認できるかな、という感じです。てんびん座は、春の星座と思ていましたが、夏の星座だったんですね。

 てんびん座の天秤は、正義の程度や善悪の度合いを量るものらしいですね。女神アストライアさんが、この天秤を使っていたということらしいですが、人間の心の中を信用できなくなり、天に帰ったということらしいです。詳しくは、ギリシャ神話時代のギリシャ人に話を聴かないとわかりません……、です。

 ところで、夜9時を過ぎると、さそり座がてんびん座の隣に昇り、ベガも北東の空で輝いています。夏空が近いんですね。西空には、とても明るい金星が沈みかけています。やがて土星や火星が昇ってくるんですね。今年は、賑やかな夏の夜空になります。

データ/ケンコースカイメモS・EOSKissX7i・シグマ30ミリ1.4・ISO1600・F4・20秒・ソフトフィルター・2018年6月16日21時頃

 

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2018年6月 7日 (木)

月面の夜明け

New5blog 3月、4月に撮影した写真が、整理が追いつかず、HDに保存したままです。コマ数は少ないのですが、次から次に溜まってしまうんですね。今は梅雨時なので、空いた時間は、画像処理や写真の整理に最適なので、それをやろうと思っています。

 この写真は、上弦が近い月面です。上部(東側)は、もう夜が明けてしまっていて、地球でいえば、今頃の朝の6時から8時頃なんでしょうか。下部(西側)は、まだ夜が充分に明けきらない時間帯なんでしょうか。

 時間に余裕があるときは、上弦の頃の月面をアイピースを使って覗きます。月面には、非常に多くのクレーターがあります。中央付近には、プトレマイオスから南に連なるクレーターの帯があります。とても素敵な眺めです。また、上弦過ぎの月面には、コペルニクスというとても優雅なクレーターもあります。

 この写真のアリストテレスとエウドクソスというクレーターも、迫力があります。この日は、月齢5.6でした。この付近を、少しだけ倍率を上げて眺めるとスゴイ迫力です。眺めるときは、双眼装置を使って両目で覗きますので、臨場感は最高です。クレーターを囲む外輪山(?)の影が、非常にゆっくり動いていくのがわかります。太陽が昇ってくるので、クレーター内部に延びる影が少しずつ短くなっていきます。月の一日は地球の一日の約30倍ですから、月面上で夜が明ける速さは、地球の30分の1なので……。のんびり4,5時間眺めていると、その様子が少しだけわかります。

 これから夏に向かって、スターパーティーもいいのですが、ムーンパーティーもいいかもです。そうなると、やっぱり冷たいビールですね……。

データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・EOSM5・25ミリアイピース・ISO1600・20分の1・15コマ合成・2018年3月23日21時50分

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2018年6月 2日 (土)

かみのけ座のNGC4565銀河

Ngc4565blog 今夜は曇り空なので、いつものことですが、未処理の画像を現像したり、加工したり、雑用処理する予定です。曇り空と言っても、南東の空には木星が輝いています。薄雲なら、まだまだ明るい木星は見えるんですね。適当に涼しい風が、開けっ放しの窓から入ってきます。まだ夜のはじめなので、こういう時は、Mt.RAINIERのノンシュガーコーヒーを飲んでいます。子供が飲めるコーヒーなんですね、これは。

 ところで、NGC4565という銀河は、とても珍しい銀河です。かみのけ座の散開星団メロッテ111の近くにある、渦巻銀河です。なぜ珍しいかというと……我々の天の川銀河を真横から眺めてみると、こんな感じかな、という意味で珍しいんです。確かに中心部が大きく盛り上がっていて、暗黒帯も確認できます。

 渦巻銀河を真横から眺める形になっている銀河は、エッジオン銀河と呼ばれています。それに対して、渦巻きの軸方向から眺められる銀河をフェイスオン銀河と言います。そう考えると、この銀河はほとんど真横から眺められるので、結構珍しいのでしょう。地球からの距離はと言えば、4000万光年から5000万光年ほどだそうで、距離感が全く分かりません。でも明るさが10等級なので、8インチの小さな望遠鏡でも撮影できます。

 こんな銀河を眺めるたびに、宇宙はどうなっているんだろうか……なんて、考えても追いつかないのに、考えてしまいます。不思議な世界ですね……。

データ/ビクセンSX2・8インチシュミカセ・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・80秒・数コマ合成・2018年5月11日21時50分

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2018年5月25日 (金)

りょうけん座のM3

M3blog 鹿児島県外の人から、時々メールをもらいます。薩摩半島は自然がいっぱいなんですねーとか、街明りが少なくて夜空がきれいなんでしょうねえ、というお手紙です。確かに、澄んだ夜空は満点の星空になり、星々がとても明るく見えるんですね。今住む我が家の窓から見えた星々の明りで、目が覚めたこともありました。多分、それは初夏の真夜中で、天の川銀河の輝きだったのでは、と思います。星明りという言葉通り、星を眺めていると、明かりを感じます。

 まあ、南国ですから、太陽もギラギラで、降る雨のすごさも特別です。という訳で、春先から生える草の茂みもすごいんですね。10日ほどで、草も5センチ以上伸びるのでは、と思います。だから、この地方では、草を刈ることを「草払い」というんですね。草を払いのける、という意味なんでしょうか。岡山や関西では、聞いたことがない言葉です。これについては、またの機会に……。

 話は変わりますが、写真は、りょうけん座の球状星団M3です。星の密度がとても高い球状星団なので、小さな望遠鏡だと、中心部が白トビしてしまいます。恒星が50万個以上もあるという話です。中心にブラックホールがあるんでしょうか、それとも生命体が生きることができる環境になっている、そんな場所もあるんでしょうか。全くわかりません。球状星団は、とても魅力的です。球状星団のひとつの恒星の、ひとつの惑星にいるとしたら、どんな夜空?(昼空?)なんでしょうか。想像するだけで、ワクワクします。

 このM3は、6等級なので、双眼鏡ではっきり見えると思います。春の星座うしかい座の1等星アルクトゥールスの北西側10度ほどのところです。今の時期、21時頃には、天頂付近に移動しているので、探すのは、正直とてもとてもキツイかも、です。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・ISO1600・50秒・15コマ合成・2018年5月11日21時頃

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2018年5月17日 (木)

しし座の銀河

M6566blog 薩摩半島は、先週から気温がどんどん上がり、夏のような蒸し暑さになっています。梅雨入りが近いような気もするんですが、それでも、もう気温は7月上旬の気温だそうです。我が家の庭のアジサイは、ほとんど満開です。3週間早いので、今年は少々不気味ですね、天候が……。

 写真は、先週撮影した、しし座の銀河です。天文雑誌や天体関係の写真集に、必ず出てくる一コマです。上方が天の北極です。M65,M66,そしてNGC3628です。ししの後ろ足のつけねのθ星から南、東にたどっていけば、結構楽に見つけ出すことができます。この3つの銀河は、3500万光年のはるか彼方にありますが、ひとつのグループをつくっているようです。、6、7倍の双眼鏡でも確認できると思います。ただし、5月のしし座は、天頂付近に近いので、寝転んで眺めるといいのでは、と思います。

 私事ですが、先週末から、ビールを冷蔵庫で冷やし始めました。それまでは、半年ほど常温の状態でしたから、冷たいビールを飲みながら、夏が来たのかな、なんて当たり前のことに感心しています。南東の夜空に、木星が高く昇っていて、アルクトゥールスとスピカは天頂付近です。YUBISUビールもうまいし、いい眺めです……。

データ/ビクセンGP2・ES102ミリED・ISO1600・EOSKissx8i・2018年5月10日21時50分頃

 

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2018年5月11日 (金)

かみのけ座メロッテ111

111blog 春の夜空は、少しだけ寂しいんですね。それでも、本当は、かみのけ座銀河団やおとめ座銀河団のように、系外銀河がたくさん観測できる夜空なんですね。でも、小さな望遠鏡や双眼鏡では、なかなか観察できません。

 その中でも、双眼鏡で観察できるメロッテ111という散開星団があります。6,7倍の双眼鏡で眺めると、とても癒される眺めだと思います。色の確認までは、難しいですが、画面いっぱいに星の輝きを見ることができます。

 画像にして初めて色合いや雰囲気が出せるのでは、と思います。写真はかみのけ座にある散開星団メロッテ111です。メロッテというのは、メロッテという人が、天体を再編集して245個の天体をまとめたカタログ名です。Melという頭文字で区別しています。

 その一つが、このMel111という散開星団です。青白い若い星の集まりのようです。写真では、20個ほどしか確認できませんが、本当は、もっとたくさんの星の集団なのでしょう。暗い領域に、4等星から5等星の星が目立つので、視力の良い人は、肉眼でも見えるのでは、と思います。

 少しずつ夏らしくなってきたので、夜外に出ても寒くありません。コーヒーでもビールでも飲みながら、のんびり星を眺める季節になりました。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・タムロン180ミリマクロ・KissX8i・ISO1600・F4・50秒・10コマ合成・2018年5月

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2018年5月 5日 (土)

金星とTレックス

Photo 何かよく分からない、変なタイトルですが、昨日吹上浜砂の祭典に行ってきました。今年の砂の祭典のテーマは「ジュラシックファンタジー・進化の足音、どん・どん・どん」でした。トリケラトプスやラプトルなど、他の肉食、草食恐竜もほとんど実物大でした。それなりにいい感じかな、と思います。

 会場内をゆっくり一巡して、お昼の食事は肉類を中心に食べました。結構な人出で、空いた席を探すのに苦労しました。例年よりは、賑やかだったような印象です。子供の姿が多かったのも、理解できます。

 午後一度自宅に帰り、夕食後出かけて、再入場しました。花火とライトアップを楽しむためです。写真は、花火後のライトアップ時の砂像の景観です。この時も、すごい人出なんですね。中央メインの砂像が、実物大のTレックスなどでした。地上から見ると、大きさが10メートル近くあるので、迫力満点でした。リアルで表情豊かに仕上がっていました。さすがですね。

 タイトルの金星は、20時頃だったので、Tレックスの顔の前に見えますが、もう30分ほどで、松林の向こうの東シナ海に沈んで、見えなくなるところでした。あわてて、撮影しました。夜空には、ふたご座やぎょしゃ座のカペラも見えました。東の空には、明るい木星も昇ってきました。空の状態がとても良い感じでした。もう少し、のんびりできたらよかったのかも、です。という訳で、楽しい時間でした。

データ/ソニーα6000・18~55ミリ・ISO800・f7.1・4分の1秒・2018年5月4日20時08分・南さつま市砂丘の杜

 

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2018年5月 2日 (水)

りょうけん座M51

M51blog この春、久し振りにM51を撮影・観察しました。ブログを始めた3年前に一度観察したことがありました。その時のM51の写真は、星の写真展にも展示しましたが、その時よりもはるかにいい出来かな、と思います。多分、空の状態が少しは良かったのでしょう。

 このM51は、りょうけん座にあるのですが、りょうけん座自体がとても分かりにくいんですね。という訳で、星図を頼りに探す人は、北斗七星のひしゃくのいちばん先のη(イータ)星をもとに、見つけているようです。その方法だと、結構楽に見つけることができます。

 M51は、別名子持ち銀河と呼ばれています。この銀河は渦巻銀河ですが、1本の腕に小さな銀河がぶら下がっている、という感じです。その形がとてもユニークなので、有名になったようです。互いの重力が影響し合っていて、つながりの領域では、多分たくさんの星が生まれているのでは、と思います。双眼鏡でも観察はできますが、明るさが9等級なので、大口径でないと難しいかも知れません。

 我が家の裏庭は、北東から東の方角が、街明りで星空の状態があまり良くありません。5月下旬ごろになると、北斗七星も西側に移動するので、もっと空の状態が良くなると思います。その時に、もう一度M51を眺めてみます。

 薩摩地方は、昨日から天気が下り坂でした。今朝は雷で起こされて、一日中雨でした。明日から、吹上浜の砂の祭典が始まります。南さつま市の一大イベントで、巨大な砂像と花火を楽しみにして、毎年出かけています。明日からは天気がよさそうなので、今年も、ライトアップした砂像と星空を眺めてきます。という訳で、アイスコーヒーで一休みです……。

データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・ISO1600・90秒・15コマ合成・KissX8i・2018年4月19日21時50分 

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2018年4月26日 (木)

おおぐま座としし座

Blog さっきまで、月齢10.0の月を双眼鏡で眺めたり、撮影したりしていました。薄雲が流れてきたので、今夜の観望は終わりにしました。このところ水蒸気が多くて、夜空の状態はイマイチです。薩摩半島も少しだけ夏に近づいています。鹿児島県では、あちこちで海開きです。コバルトブルーの海で、小学生たちが遊ぶ姿がテレビニュースになっていました。今年は、3週間ほど早く夏が来るのかも、です。

 星空も、夏が近いことを教えてくれます。夜の9時頃には、しし座が天頂付近に昇ります。その北側には、おおぐま座が天高く昇っています。2つの星座を眺めるのは、大変です。大地に寝そべって眺めるのが、いちばんかな、と思います。という訳で、この夏には、テントを買って、裏庭でキャンプをするというヒソカナ夢を思いつきました。実現するかどうかはわかりませんが……。夜には、アナグマやタヌキがやってくるし、イノシシや他の野生動物がいっぱいいるので、少々問題点ありです。

 写真は、しし座とおおぐま座の全景です。1等星は、しし座のレグルスだけです。このレグルスもとても暗い1等星なので、あまり目立たないんですね。以前住んでいた神戸では、おおぐま座もしし座も、一度も見たことがありません。ここ薩摩半島では、一年中天の川が見えるんですが……。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・KissX8i・トキナー11~20F2.8・ISO1600・f4.5・15秒・20コマ合成・2018年4月.3日21時40分頃

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2018年4月20日 (金)

月の地球照

20blog 月齢2.0の地球照を撮影しました。月齢2.0のときは、日没後、月が沈むまで2時間余りしかないので、少しだけ忙しい撮影でした。というのも、日没後の空は結構明るくて、2日月がはっきり見えるまで、1時間ほどかかります。それまで、空はなかなか暗くならないので、撮影のタイミングがちょっとだけ難しんですね。この日は、月の西4,5度のところに金星も輝いていました。月と金星のコマも撮影しました。

 月の地球照も、結構明るいということがわかります。太陽からの光が地球で反射して、その光が月面に到着して、それが、また地球に反射した光を見ることになるのですが……38万キロの宇宙の神秘ですね。

 月面の夜の部分が、結構はっきり見えます。月は地球に同じ側を向けているので、あの月面の中心あたりに、もしも知的生命体が空を眺めていたら、どんな風景なのか、想像してみたくなります。月面では、2週間が夜なんですね。大気がないので、夜空は真っ暗で、その真っ暗な空の中に明るい地球という惑星が輝いています。それも、同じ場所で地球という惑星が満ち欠けをしているのを眺めるんですね。その輝きは、地球から見る満月の明るさの70倍以上明るいそうです。それだけ明るいのであれば、それなりの仕事も、読書もできそうな感じもします。まあ、適当な環境が揃えばの話ですが……。

データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・EOSKissX8i・ISO800・4秒・2018年4月18日19時50分頃

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