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2015年3月の2件の記事

2015年3月23日 (月)

ラブジョイ彗星

Photo_5 今まで彗星を肉眼で見たことも、撮影したことも一度もありませんでした。この彗星は、これほど明るくはならないだろうと観測されていたので、それほど話題にもならなかったようです。ところが、年末に、6等級の光度になってから、急に注目され始めたのです。

 それだけが理由ではありませんが、一度双眼鏡で覗いて見ようという気になりました。天文雑誌の記事を参考に彗星の位置を確認して、星々をたどっていくと、緑色の輝きがありまして。あーっという感じでした。そこには、結構明るい彗星がありました。それよりも驚いたのは、肉眼でも見えたことです。視力はあまり良い方ではないのですが、推測で、4等級以上の明るさだということです。4等級より暗い星は、僕には見えません。

 さっそく赤道儀に望遠鏡をセットして、撮影の準備です。星々をたどって彗星を探します。彗星を確認して撮影。初めてにしては、上出来かな、と思います。画像処理がまだまだ未熟なのですが、この日の撮影は、空の透明度に助けられた感じもします。このラブジョイ彗星は、今頃はカシオペア座の近くを天の北極方面に向かっていると思います。

 僕が今使っている赤道儀は、ビクセンのSX2です。この赤道儀には、赤経目盛りも赤緯目盛りもありません。しかし、以前使っていた自動導入の赤道儀よりもはるかに使い易いと思います。使い方は、星図 Pocket  Sky  Atlas とドットファインダーで星をたどりながら、目的の星にたどりつくという方法です。肉眼で見えない星も、星図から位置を推測しながら何とか探すことも出来ます。この方法は、素人っぽいかも知れませんが、知り合いの天文台長も勧める 、星探しを楽しむただ一つの方法です。

データ/ビクセン80sf+専用レデューサー・キャノンKissX7i・120秒・ISO1600・2015年1月17日21時20分頃


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2015年3月19日 (木)

オリオン星雲

Photo_2 夏は、いて座付近の天の川を、秋は、アンドロメダ星雲を、冬は、オリオン座を。そんなことを考えながら、2年程前に星見を始めて、星座写真もゆっくりのんびりと開始。もうすっかり春ですが、一番の好きなオリオン座付近の写真を、最初の記事にします。     

 もう何十年も昔の子供の頃、岡山で眺めたオリオン座ですが、何故か、この薩摩半島の片田舎で眺める方がとてもくっきりしている感じです。空の暗さも、こちらの方がはるかに暗いのかも、と思っています。周りは東シナ海で船の航路もないので、海は真っ暗です。裏庭で撮影していても、すぐ近くをタヌキやアナグマが通って行きます。夜はまるで野生動物園のようなところです。だから、星見にはとてもいい場所かも、です。ただ一つだけ問題があります。夜7時から9時過ぎ(多分一日中)までは、上空が旅客機の通り道になっていることです。南西諸島、香港、台湾、東南アジアへの航空路です。まあ、贅沢はいえませんので、通り過ぎるのをのんびり眺めています。

 ところで、天体写真はお金だと言われていますので、あまりお金をかけないようにしています。高価な機材を使えばいい写真が撮れるらしいですが、それよりも星見を楽しみたいと、思っています。

データ / ビクセン80sf+専用レデューサー・キャノンKissX7i ・100秒・2015年1月10日21時45分               

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