しし座銀河群
しし座の銀河群に初挑戦。8インチのシュミカセは、夕方から、2時間以上鏡筒に風通し。これでも、多分不十分なのでしょうねえ。
ビクセンSX2赤道儀は、少々頼りないのですが、軽くて扱いやすいので、結構使っています。しし座のα星レグルスは1等星なのですが、とても暗い星です。その星で、ピントを合わせて、後ろ足の方にゆっくり移動。自動導入機能がないので、ファインダースコープで確認しながら、です。これがとても難しいのですが、また、とても楽しい作業です。
ししの後ろ足の付け根あたりに、θ星があります。そこから膝に沿ってゆっくり鏡筒を移動。前もって、星図で位置確認をしているので、角度と移動量を考慮しながら、進めます。目印の7等星をファインダースコープとデジカメの液晶画面の中に入れることができれば、大成功です。
まあ。そういう訳で、何とか20分ほどで、目的の領域にたどりつきました。風に悩まされながら、ほとんどが削除の画像でした。それがこの画像で、明るい星が目印の7等星です。左上の暗い銀河が、NGC3628という渦巻銀河です。左下の銀河がM66,その右がM65、共に渦巻銀河です。非常に遠い系外銀河なので、小さな望遠鏡では無理があります。少しでも風が吹けば、画面が揺れますので、本当なら、天体ドームが必要かも、です。
2000万光年から3500万光年程遠方なので、小さな望遠鏡ではこれが限界です。次回は、もっと露光時間をかけて、もう少しくっきりした、画像にします。銀河の光が届くということは、宇宙が生きている証拠でもあるし、自分も生きているという証でもあるのでしょう。
データ/ビクセンSX2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデュサー・ISO1600・キャノンKissX7i・150秒・2015年4月22日21時30分・4カットコンポジット
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- 月面 中央クレーター列(2023.06.01)
- かみのけ座のNGC4565(2023.05.24)
- 我が家の裏庭から見た西空(2023.05.18)
- かみのけ座のメロッテ111(2023.05.11)
- しし座の系外銀河トリオ(2023.05.04)
コメント