木星とかに座
久しぶりの星空でした。3月以降、今日まで5、6回しか星空は見えませんでした。全国的に雲の多い天気が続いていて、このまま梅雨入りするのでは、と気にしています。
4月中旬、木星は、鹿児島では夜8時ごろ南中します。ちょうど、かに座としし座の間にあります。天頂付近なので、双眼鏡で観望するのも大変です。立ったままでは、首が痛くなります。ただ、明るさがマイナス2.2等級なので、とても目立ちます。
かに座には、明るい星がありません。3等級より暗い星ばかりです。かに座の近くにはふたご座の2つの明るい星や、隣のしし座のレグルス、こいぬ座のプロキオンなど、目立つ星があるので、かに座は全くと言っていいほど目立ちません。ただ、暗さに目が慣れてくると、ぼんやりと雲のようなものが見えてきます。かにの甲羅の部分に当たるところです。それが、散開星団M44です。
散開星団M44は、別名プレセペ星団といいます。小さな望遠鏡では、30個ほどの星しか見えませんが、実際は、直径16光年ほどの領域に200個以上の恒星が集まっていると言われています。太陽と同じ銀河系内にあり、距離が600光年程なので、太陽系のすぐ近所と言っていいのでしょう。星が暗いので、星座線を書きました。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノン60D・シグマ50ミリ1.4・ISO800・90秒・4F・2015年4月15日21:時27分
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