木星とガリレオ衛星
夕方、西空がきれいに晴れ渡っていたので、昨日と同じように、20センチのシュミカセを裏庭に運ぶ。最低1時半は、鏡筒内部を外気にさらさないといけない訳で、これがカセグレン鏡の欠点ですが、まあ、仕方ありません。のんびり三日月を双眼鏡で眺めながら、ホットコーヒーをすする。
20時前から、三日月を30コマ程撮影。金星は、低空なので、次回にまわすとして、天頂付近の木星が気になりました。ちょっと、覗いてみようかな、なんて暇人の言うことですが、覗いてみました。4個のガリレオ衛星が整列したように並んでいました。小学新一年生が、先生の前で一列に並んでいる感じです。とても気持ちのいい眺めでした。
地球から眺めた場合、今の時期は、木星の衛星軌道面は真横から見る状態になります。そのため、このように一直線にきれいに並んだり、一つの衛星が他の衛星を隠したりします。衛星の相互食と言いますが、今、それが木星のガリレオ衛星で頻繁に起こっています。調べてみると、ちょうどこの時間帯に、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという、近い順に並んでいました。これも偶然ですが、少しは楽しくなります。
データ/ビクセンSX2・セレストロン8インチシュミカセ・キャノンkissX7i・ISO1600・0.8 秒・2015年4月23日20時20分
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