北斗七星(おおぐま座)
春の代表的な星座、おおぐま座の北斗七星です。おおぐま座といっても、全体の形を見極めるのは、結構大変です。全天で3番目に広い星座ですが、明るい星が少ないので、おおぐまの形を想像するのは、結構視力が良くないと難しいのでは、と思います。おまけに、北極星に背を向ける姿勢で現れるので、大変です。そう考えると、おおぐま座のお尻からシッポのあたりの7つ星は、とてもわかりやすく、北の空で目立つ存在です。
2等星が6個、3等星が1個。春を告げるように、北東の空から昇ってきます。北極星を探す星として小学校で教わったこともありました。北斗七星という呼び名は、中国から伝わったようです。古代ギリシャ・ローマ時代は、車座と呼ばれていたようです。
この写真は、ソフトフィルターをかけて、星の明るさを誇張しています。星座の形をよりわかりやすくするためです。ヒシャクの形の北斗七星の柄の先から2番目(写真の右から2番目)をミザールと言います。この星のすぐ近くに4等星のアルコルという星があります。2つの星を見分けるのは、近眼・乱視・老眼の僕にはできません。古代ローマ帝国では、兵士の視力検査にこの2重星を使っていたと言います。昔の人は、視力がとてもよかったのでしょう。想像できません。さらに言えば、もうひとつ暗い星がすぐ近くにあります。
データ/ビクセンGP2・キャノンkissX7i・シグマ50ミリF1.4・ISO1600・F4・40秒・2014年5月23日
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