しし座と木星
5月17日(日)は、予想に反して、夕方から快晴でした。黄砂もどんどん薄くなり、観望に最適な、日暮れの空でした。さっそく撮影の準備です。最近は、曇り日が多いので心配していましたが、時にはすっきり晴れることもあるのですね。
夜の20時を過ぎると、天頂あたりの星々がくっきり見えてきます。しし座のすぐ隣には、とても明るい木星が輝いていました。しし座だけを撮影するつもりだったのですが、木星も入れることにしました。木星の明るさに比べて、しし座のα星レグルスの目立たないこと。レグルスは、全天で一番暗い一等星なんですね。まあ、そういう訳で、木星も入れて、星座写真撮影です。
星と星を結ぶ線のことを星座線と言いますが、星座線についての決まりは何もないと、ベテラン天文台長から聞きました。だから自分なりの星座線を引いて、星座を表してもいいようです。星図によって、星座の形や星座線が異なっているのは、そのためです。
ししというよりライオンですが、前足はしゃがんで後ろ足が立っているなんて、少し姿勢が変ですが、まあいいのかな、と思っています。この星座線は、2000年程前のもののようですが、尊重することにします。
このしし座も、夜中を過ぎると、西の空に傾きます。東の空から、次々と夏の星座が昇ってきます。星を眺めていると、季節の変わり方を理解できます。同時に、自分を取り巻く時間の流れをはっきり感じます。
データ./ビクセンGP2ガイドパック・シグマ30ミリ1.4・キャノンkissX7i・ISO1600・F4・40秒・2015・5・17・20時50分
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