こと座のベガ
梅雨の中休みの、7月7日七夕の夜、こと座のベガ(織り姫星)をのんびり観賞しました。我が家の親しき知り合いであるM女史から、今日は七夕だから天の川を見ましょうか、というメールがありました。空を見上げると、星がいくつも輝いているではありませんか。これなら、天の川が拝見できるかもと思い、さっそく、観望の準備です。
梅雨空が続いている間に、星空はいつの間にか、夏の夜空になっていました。日が暮れると、西の空には、金星と木星がとても明るく光っています。夜8時ごろには、南の空に、さそり座やいて座が天の川をバックに輝いています。おまけに今年は、さそり座の近くに土星まで、見えます。賑やかな夏の星空です。
10時ごろから、天の川の観望です。それほどは明るくないのですが、天の川の流れは、見ることができました。こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ。明るい一等星が天頂近くに輝きます。夏の大三角です。
残念ながら、この日は、北極星を確認できませんでした。そのため、撮影は中止です。翌日の8日はさらに天気良好。夕方から、雲ひとつない晴天の夜空でした。雲の動きを気にしなくて、のんびり星見を楽しむのは、本当に久しぶりです。
こと座のベガ。夏の星空では、一番明るい1等星です。でも、本当は0等級なんですね。この星は、有名な0.0等星です。この星を基準にして、全天のすべての星の明るさを決めているのです。おまけに、こと座には、有名な平行四辺形がくっついています。3,4等星で作られた非常に正確な平行四辺形です。この平行四辺形の辺上には、とても有名なリング星雲M57があるのですが、それは次の機会にします。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノン100ミリマクロ・キャノン60D・ISO1600・F4.5・30秒・6コマ合成・2015・7・8・21時10分・ソフトフィルター使用
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