アンドロメダ星雲
毎年、秋になると、アンドロメダ星雲を双眼鏡で眺めています。アンドロメダ姫の右ひざの上に乗っているので、探すのはとても楽です。大気の状態によって、ボンヤリがよりボンヤリになる夜もあります。それでも、5回に1回は、とてもくっきりと見えるときがあって、そんなときだけ、撮影をします。
この画像は、子午線を越えて西側になったときのものだと思います。我が家の裏庭からは、西側の方が暗くて、観望、撮影に適しています。そのため、撮影時期が、どうしても季節の後半になってしまいます。
巨大なM31を眺めていると、太陽系や地球の小ささがとてもよくわかります。M31にくっついているのがM32で、右下に見えるのがM110です。共にアンドロメダ星雲の伴星雲で、楕円銀河です。天の川銀河のすぐ隣の銀河で、地球からの距離が235万光年といわれていますが、大宇宙から見た場合、すぐ近所と言った方が適当かも、です。すぐ近くなんですが、光が届くまでに、235万年が必要です。肉眼で見える一番遠い光です。
視角度が、180秒ほどあるので、周辺部がもう少し広がっているはずです。180秒というと、満月の6倍ほどです。その巨大さには、完全に圧倒されます。まあ、今年も何回か撮影をしていますが、大気の状態がまだまだ良くないので、来月も挑戦します。
データ/ビクセンSX2・ビクセン80sf・専用レデューサー・キャノン60D・120~150秒・ISO1600・4コマ合成・2014年12月19日23時頃
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