オリオン座全景
秋の星座から一転して、冬の星々が昇ってきます。目立つ星が少なかった秋の星空に比べると、冬の星空は、とてもダイナミックです。明るい星がたくさんあって、個性的な星が多いのでは、と思っています。
オリオン座で特に目立つのが、左上の一等星ペテルギウスです。赤っぽい色は、撮影した画像を見ると、とてもよくわかります。それと対照的なのが、右下の青白い一等星リゲルです。日本では、昔、平家星、源氏星と言われていたそうですが、とてもうまい例えです。
オリオン座には、一等星が2個、2等星が5個あります。とても贅沢な星座かも、です。おまけに、中央には、同じ明るさの3つの星が等間隔に並んでいます。視覚的に、均整のとれた星座です。さらに、その三つ星のすぐ南には、巨大なオリオン星雲があります。これも、肉眼でとてもはっきり見えます。
オリオンは、狩人オリオンの姿ですが、左手に、鎖なのか、皮のムチなのかは分かりませんが、そんな形に星が並んでいます。三つ星は、腰のベルトだそうです。さらに言えば、オリオンのすぐ後ろ(東)に、おお犬とこ犬を連れています。とてもうまく考えています。古代の人は、すばらしい想像力を持っていたのですね。
毎年、この時期になると、オリオン座を眺めたり、撮影をしたりしています。正月過ぎには、夜の10時頃に南中します。夜空の透明度が良ければ、とても素晴らしい眺めです。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・シグマ30ミリ1.4・150秒・2015・12・8・22時頃・ソフトフィルター使用
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