冬の天の川
2016年になりました。気持ちを一新して、今年も星を眺めてみようと思います。
元旦の夜空は、珍しく晴れていました。7時半ごろ、双眼鏡で空の状態を観察。薄い雲が流れていましたが、星見には悪くない状態でした。いつの間にか、カシオペア座が北の空で、西方向に傾き始めています。夜中には、秋の星座は姿を消すのでしょう。
ところで、隣の家が昨年の11月末から無人になりました。老夫婦が住んでいたのですが、理由はよく分かりません。今日の時点では、無人です。何が問題かというと、我が家の裏庭で観望するとき、15メートル離れた隣の家からもれる僅かな灯りに助けられていました。それが、今は、足元さえ見えない暗黒の闇になってしまったからです。300㎡(本当は50メートル四方)の広さの暗闇です。小さな太陽光発電ランプが、半径20㎝の中でかすかに光っているだけです。大問題ではないのですが、元のように灯りが戻ってきてほしいのです。接している隣3棟が、今はすべて無人になってしまいました。人がいなくなるのは、とても寂しいですね。
そんな訳で、この日は、足元灯で周囲を僅かに照らしながら始めました。写真は、北の空を流れる天の川です。天の川は、カシオペア座を縦断(横断かも)して、ペルセウス座を通り、ぎょしゃ座からオリオン座の東側を流れていきます。冬の空に向けて、天の川の濃さはどんどん薄くなっていきますが、それでも双眼鏡で観察すると、暗い星がつながっているのが分かります。M31(アンドロメダ星雲)やM45(すばる)も天頂近くで輝いていました。静かな北の星空の下で、今年初めてのホットコーヒー付きの星見でした。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ11~20・F2.8・キャノンKissX7i・ 60s・F4.5・6コマ合成・2016年1月1日20時30分頃
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