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2016年2月の4件の記事

2016年2月22日 (月)

オリオン星雲 M42

C8ablog 冬の夜空を眺めていると、高く昇ったオリオン座に目がいってしまいます。星座の形のバランスの良さや、明るい星が狭いところに集まっている堂々たる姿が気に入っています。

 もう何十年もの昔のことですが、初めて望遠鏡を向けたのも、オリオン座でした。自分で組み立てるオモチャのような望遠鏡でしたが、空の状態が良かったのか、とてもきれいに見えた記憶があります。

 この3,4年、毎年、オリオン座を双眼鏡で眺めたり、写真撮影をしたりしています。三つ星の少し南にあるオリオン星雲は、特に気に入っています。

 オリオン座のオリオン星雲M42を、今年は、少しだけ口径の大きなED屈折鏡で撮影しました。口径100ミリ程しかありませんが、被写体がとても明るいので、撮影は、初心者向きです。薩摩半島の灯りのない夜空では、3、40秒もあれば、その姿を撮影出来ます。M42は3等級の明るさですが、肉眼でもはっきり見えるので、もっと明るいような気がします。今回は、赤いガスの領域がはっきり映し出せたような感じです。今週は満月前後の月があり、また、空の状態はあまり良くないようで、来週以降に覗いてみようと思います。

 ところで、いろいろメールをもらっています。ありがとうございます。コメントではなくメールなんですね。写真展のおかげで、名前が公開されたようです。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井0.8×レデューサー・キャノン60D改造・ISO1600・40秒・8コマ合成・2016・2・9・22時・トリミング

 

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2016年2月12日 (金)

馬頭星雲(オリオン座)

C12aaaa_blog_2 2月上旬は、南天の空に、冬の星座が勢ぞろいします。ちょうど21時頃、冬のダイヤモンドとよばれる1等星6個が空高く昇ります。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバラン、そしてオリオン座のリゲルです。さらにオリオン座のペテルギウスを含めて、1等星が7個見えます。全天の1等星の3分の1がここに集まっています。とても賑やかな星空です。

 冬のこの時期は、薩摩地方は雲が多くて、なかなか満天の星に恵まれません。久しぶりの透き通った星空を眺めることができました。外の気温は、5,6度以下なのですが、どたばたと動き回っていると、結構身体が温かくなります。いつものことながら……。

 久しぶりに、オリオン座に双眼鏡を向けてみました。オリオン星雲がくっきりと見えました。ということで、三つ星の一番左の2等星を撮影することにしました。ここには有名な馬頭星雲があります。赤いガス状の領域が広がっていますが、撮影となると結構大変です。

 一番明るい星が、三つ星の一番左の2等星です。その周辺では、新しい星が次々と生まれています。馬の頭のようなシルエットが、赤いガス領域を背景に浮かび上がれば撮影は成功です。「燃える木を見つめる馬」とはよく言ったものです。確かにそんな情景です。

 去年に比べると、うまく撮影できたかな、という感じです。真っ暗な裏庭で、歩きながらひとり乾杯のコーヒーを飲みます。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井0.8×レデューサー・キャノン60D改造・ISO1600・100秒・8コマ合成・2016・2・9・21時20分

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2016年2月 3日 (水)

おおいぬ座

C4blog 昨夜、徳之島から帰ってきました。レンタカーで二泊三日の島めぐりをしてきました。サトウキビの島だということは、知っていましたが、想像以上のサトウキビ畑でした。星を撮影しようと一眼デジカメとミニ三脚を持っていったのですが、曇り後雨という最悪の天候でしたので、結局は、砂浜と断崖絶壁の写真だけしか撮れませんでした。まあ、こんなことも、またひとつの体験です。ひとつだけ、印象に残ったところは、西海岸にある荒々しい波が打ち寄せる断崖絶壁の風景でした。「犬の門蓋(いんのもんぶた)」という景勝地です。2回行きました。

 鹿児島県は、南西諸島を抱えているので、個性ある島がたくさんあります。結構楽しい島めぐりができます。

 今日も、夜空はほとんど雲に隠れていましたが、夜の8時頃から星空が見えたので、少しだけ撮影をしました。全天で一番明るいおおいぬ座のマイナス1.5等級のシリウスです。次から次へと雲が流れる中、ほんの少しの時間しかありませんでした。星にピントを合わせるのも結構大変です。双眼鏡で雲の流れを確認しながら、撮影します。10分で4コマ。それだけしか撮影できませんでした。ドタバタしながら、さらにドタバタする忙しい神戸のカメラマン時代を思い出しました。

 おおいぬ座の星座線は、英語版のポケットアトラスの星座線を使いました。何となく犬に見えます。おおいぬ座の中に、散開星団M41があります。30個程の星が確認できます。まだまだ寒い冬の星見と撮影でした。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ50ミリ1.4・キャノン60D・IOS1600・F3.2・20秒・2016・2・3・20時20分・ソフトフィルター使用

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大いぬ座

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