おおいぬ座のM41
おおいぬ座は、特に目立つ星座でもありませんが、全天で最も明るい恒星(太陽を除く)シリウスがあるので、どうしても目に入ります。10個程の星があるのですが、動物の形には、なかなか見えてきません。それでも、時間をかけてのんびりと眺めていると、犬が後ろ足で立っているようなイメージに見えてくるから不思議です。古代の人は、本当に長い時間眺めていたのだろう、ということがよくわかります。冬の寒い夜中に、のんびり眺めることができた時代なんでしょうねえ。
シリウスの少し南に、散開星団M41があります。これは肉眼でも見えるので、多分3,4等級の明るさだと思います。3,40個の星が集まっているところです。それほど密集はしていませんが、一つ一つの星が明るいからはっきり見えるのでしょう。実際には、何百個もの恒星が集まっているのです。それぞれが惑星を持っているとすると、とても賑やかな領域です。それらの惑星に生命があるとすれば、一体どんな生命体なのでしょうか。そんなことを、考えてしまいます。
もう3月になりましたので、夜中には、冬の星座は西に傾いて、春の星座が次々と昇ってきます。季節の変化を感じています。しし座やおおぐま座が堂々と昇ってきます。星空は、もうすっかり春になりました。
データ/ビクセンSX2・ビクセン80sf・専用レデューサー・キャノン60D(改造)・ISO1600・80秒・8コマコンポジット・2016・3.4・21時50分頃
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