しし座の木星
3月9日に、木星は衝でした。それから2ヵ月ほど経っていますので、少しだけ西に傾いています。5月から7月までは、しし座の後ろ足のあたりを、ゆっくり移動していくのでしょう。まだまだ明るく、マイナス2等級の明るさを保っているのでは、と思います。月が出ていても、結構明るい木星です。
口径20センチの望遠鏡で直焦点撮影すると、こんな感じで木星が写ります。画像は、トリミングしていますので、本当はもっと小さいはずです。
この日は、ガリレオ衛星を観察することでした。どれがどの衛星か分かりませんが、データを調べてみると、左から、エウロパ、イオ、ガニメデ、カリストの順番でした。
エウロパは、「2010年宇宙の旅」にでてきた衛星だったと思います。事実氷の下に液体の水が存在しているのですが、映画ではその水の中を、何かが動いている場面がありました。あれは、とても衝撃的でした。
イオは、地球以外で、初めて火山噴火が発見された衛星です。ガニメデは、水星より大きな天体です。カリストには、非常に大きなクレーターがあり、今も、隕石が降ってきている可能性もあります。
木星は、太陽になり損なった惑星です。ほとんどがガスですが、中心付近には液体水素の海が広がっていると言われていますが、本当のことは、まだまだ未知のようです。
データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデユーサー・キャノンKissX7i・ISO1600・4分の1秒・2016年5月13日21時24分
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