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2016年7月の2件の記事

2016年7月25日 (月)

うしかい座

C6_blog うしかい座というのは、春の星座です。この7月の下旬の時期、夜8時を過ぎて、やっと暗がりに目が慣れてきた頃、天頂付近に輝く明るい星が、とてもよく目立ちます。この恒星が、全天で4番目に明るい、Arcturusです。

 このArcturusというのは、読み方がいろいろあって、アルクトールスとか、アークトゥールスとか、アークトゥルスなど、読み方が統一されていないので、とても困ります。このうしかい座のα星の明るさは、マイナス0.04等級ということで、確かに明るさは際立っています。南の空に輝く火星にも負けない明るさです。

 星座線では、正面を向いた男の姿です。両足がありますが、決して短足ではなく、星の並びからこういう星座線になっているだけです。左手が上にあがっていますが、これは、隣のりょうけん座にいる二匹の猟犬につないでいる綱を、高く掲げている様子です。右上隅に明るい星がありますが、この星は北斗七星の柄の一番先の星です。左隅の中央には、かんむり座の一部分が映っています。

 このうしかい座もトレミーの48星座のひとつですが、2000年ほど生きてきた、それなりの価値があるのでは、と思います。今では天文学には全く縁がない天動説ですが、トレミー(プトレマイオス)さんも、偉大な人だったかも、です。

 星座と星座の関係や、物語性を調べて行くと、結構面白いのかも知れません。これも、星見の楽しみのひとつです。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ30ミリ1.4・キャノンKissX7i・ISO1600・F4・40秒・6コマ合成・2016年・7月24日・21時30分

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2016年7月 8日 (金)

かんむり座

A かんむり座は、うしかい座とヘルクレス座の間に位置する夏の星座です。ちょうど7月中旬の夜8時頃、天頂付近にきます。天頂なので、眺めるのにとても苦労します。双眼鏡で覗くのは、変な姿勢になるので、さらに苦労します。夜、外に出て、星を眺めるのは、結構身体を動かしているんですね。

 まあ、そんな訳で、のんびり星を眺めていたら、流れ星がひとつ、火球がひとつ西側の東シナ海方向に流れていきました。火球の方は、小さな衝撃音を残していきました。流れ星は、結構頻繁に流れていきます。

 ところで、このかんむり座は、α星以外は暗い星なので、肉眼では確認がとても難しいと思います。5,6倍の双眼鏡があれば、かんむりの形に星が並んでいるのがよくわかります。それにしても、首が痛くなるのですが、まあ、そこは我慢・我慢です。寝転んで眺めるのが、最高でしょうか。このかんむり座には、有名な変光星があるのですが、それは、次の機会に観察しようと思います。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノンKissX7i・100ミリ2,8マクロ・ISO1600・F4・40秒・2016年7月3日20時頃

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