いて座のM24
夏といえば天の川ですが、8月の下旬から9月上旬の方が、シーイングがいいので、今頃天の川を観察することにしています。肉眼でも、いて座周辺で、明るい球状星団や散開星団を見ることができます。天の川の中心方向なので、星の密度は想像以上です。双眼鏡で覗くと、星の密集度がよくわかります。
いて座には、南斗六星と言われている、ひしゃくの形の星の並びがあります。その柄のいちばん先の星のすぐ北側に、M24はあります。画像では、中央からやや左、少し上方に星が密集した部分があります。これが、散開星団M24です。この周辺は、星の密集度が高く、肉眼でもそれが分かります。M24 Star Cloud と呼ばれている領域です。また、そのすぐ近くには、恒星のない暗黒領域があるのですね。驚きました。気ままに眺めるのであれば、双眼鏡の方が迫力があるかも知れません。
等倍のファインダーで星をたどりながら、何とか視野にたどりつきました。この等倍ファインダーというのは、とても便利で、重宝しています。自動導入機能がない赤道儀を使っていますので、時間は少しかかりますが、楽しく星と遊べます。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井レデュサー0.8・キャノンKissX7i・ISO1600・60秒・2016年8月25日21時27分
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