月齢 7.7の月
月齢7.7の月面中央部の少しだけ拡大した画像です。ちょうど、この日は、上弦の月でした。今年の9月は、ちょうど旧暦の暦のようです。9月1日が新月でした。旧暦では、新月を1日目としていたので、15日がちょうど真ん中の月です。ということで、9月15日が中秋の明月でした。15日は中秋の名月でしたが、満月ではありません。
上弦の月というのは、旧暦での月の上旬に見える月のことです。だから、下旬に見える月を下弦の月と言っていたようです。上弦、下弦という言い方は、旧暦の名残なのですね。
まあ、そんな訳で、星が月の明るさで見えにくい時は、月を眺めることにしています。月の表面をたどっていくと、いろいろなクレーターに出会います。そんな時は、双眼装置を通して眺めることにしています。これで眺めると、立体的に見えているような気(気分)がします。クレーターも、太陽光線の角度で、いろいろ変化があって、結構遊べます。
画像では、左が南方向です。中央やや左に見える、明暗の境界付近の大きなクレーターがプトレマイオスです。ほとんどのクレーターには、名前が付いていますので、月面地図を見ながら、月面散歩もできます。この画像にはありませんが、さらに南にいくと、「2001年宇宙の旅」にでてくるグラビウスのクレーターも見えます。反対に、もっと北方向には、昔、UHO基地では?、と騒がれたプラトークレーターもあります。そのクレーターから、光が弧を描いてたびたび飛んで行ったという、もう50年以上過去の話です。
月面を毎日詳しく調べている天文台もあるようで、最新の技術を使えば、新しいことも発見できるかも知れません。最新の天文技術を使えば、月面で、誰(?)かがつけたライターの光でもキャッチするそうですね。
データ/ビクセンSX2・20㎝シュミカセ・専用レデュサー・キャノンKissX7i・ISO1600・1250分の1・30コマ合成・2016年・9月9日20時50分
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