はくちょう座の北アメリカ星雲
星座写真を撮るのは、とても楽しいですね。広角の10ミリから100ミリ程度のレンズだから、赤道儀の追尾ミスを全く気にせず、のんびりと作業ができます。ピント合わせも簡単で、明るい星ならば、ライブビューで星の並びも確認できます。
左の写真は、はくちょう座のα星デネブとγ星サドル周辺の星々です。天の川が流れているところなので、星々の密集度は極めて高いところのようです。双眼鏡で眺めても見える星の数は、想像以上です。写真の上方が、正確ではありませんが、天の北極方向です。
この周辺には、散光星雲があちこちに確認できます。代表的なのが、北アメリカ星雲です。確かに、北アメリカによく似ていますね。メキシコ湾の形の暗い部分も見えます。でも、ペリカン星雲というのは、よくわかりません。γ星サドルの周辺にもたくさんの散光星雲が広がっています。夜空の状態が良好なら、双眼鏡でも散光星雲を確認できるようです。
10月上旬の21時頃には、天の川がカシオペア座の向こうまで連なっているのがよくわかります。さそり座は地平線の向こうに消えて、いて座も南西の空低く消えかかっています。夏がもうすっかり終わってしまったことを知らせています。秋の星座が目立たないので、天の川が天頂付近でとても目立ちます。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・キャノン60D(改造)・100ミリF2.8マクロ・ISO1600・F4・50秒・8コマ合成・2016年10月1日・20時35分
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