アンドロメダ座
秋の夜空は、特に明るい星が少ないので、少々さびしい感じもします。それでも、11月上旬の夜10頃になると、秋の大四辺形が、天頂付近に昇ります。秋の大四辺形は、ペガススの胴体部分ですね。その北東側に広がっているのが、アンドロメダ座です。
アンドロメダ座のα星アルフェラッツは、2等星で、秋の四辺形のひとつです。この星は、ペガスス座ではなく、アンドロメダ座に属しています。この星が、ちょうどアンドロメダ姫の頭の部分なのでしょう。画像では、上の方向が、天の北極方向です。アンドロメダ姫の両腕が鎖につながれている状態なのでしょうか。そんな感じの星座線です。隣の星座のペルセウスが助けに来るのを待っているところなのでしょう。ギリシャ神話の話は、結構参考になります。ちなみに、北隣のエチオピア国のカシオペア王妃は、彼女の母親なんですね。まあ、それはそれとして。
薩摩半島にとって、久し振りの晴天の6日間でした。シーイングはそれほどよくはなかったのですが、毎日夜空を眺めていました。秋の天の川も、カシオペア座を横切って、やがて昇ってくるオリオンの方向に伸びていました。
アンドロメダ姫の右ひざの上に乗っかっているのが、アンドロメダ銀河M31です。これは4等級の明るさがあるので、これが肉眼で確認できる時は、大気の状態がとても良い、ということです。さらに言えば、シーイングが良い時、M31が肉眼で見える人は、白内障ではないということですね。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ30ミリF1.4・キャノン60D・F4・35秒・10コマ合成・2016年11月2日20時10分
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