さんかく座のM33
薩摩半島では、まだまだ秋のような温かい日が続いています。11月中旬から下旬の気温のようで、昼間は、時々車のエアコンを入れています。夜が更けても、暖房を使わなくてもいいような温かさです。こうして書いている今も、自室の窓はあけっぱなしです。東の空には、オリン座が昇ってきていますが、冬という感じはしません。
写真は、今まで発見できなかった、さんかく座のM33です。6等級の明るさなので、肉眼でもほとんど見えないし、双眼鏡でも確認が難しかった星雲です。アンドロメダ星雲の半分程の大きさに見える星雲です。渦巻銀河M33の初めての撮影でした。星々をたどって、たどって、やっと行き着きました。少し時間はかかりますが、たどり着いたときのうれしさは、感動ものです。現在、メインに使っている赤道儀には、赤経・赤緯の目盛環が付いていないので、少々苦労しますが、星々をたどっていく方が星見の醍醐味がある、と天文アドバイザーのN氏から教えられたことを、実践しています。
このM33は渦巻き型の星雲です。ほぼ真上から眺めているはずですが、腕の形がはっきりしていません。4本ほどの腕があるようですが、確認できません。もう少し大きな径が必要かも知れません。再度、挑戦する予定です。。
さんかく座というのは、小さな三角形をつくっている星座です。その形がギリシャ語のΔ(デルタ)に似ているところから、ギリシャ時代には、デルトートンとか、デルトトンなどと呼ばれていたようです。また、ローマ時代には、この三角形をシシリー島に見立てていたようです。でも、小さいながらも、トレミーの48星座のひとつなんですね。
データ/ビクセンSX2・ビクセン70SS・笠井マルチフラットナー・キャノンKissX7i・ISO1600・130秒・6コマ合成・2016年11月11日21時50分
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