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2016年12月14日 (水)

月の北極 月齢9.6

3a 12月の9日から、3日間はすっきりした夜空で、月もくっきりでした。写真は、8インチのシュミットカセグレン鏡で撮影したものです。いつもは補正レンズ(レデュサー)を使用するのですが、この日は、補正レンズなしでの撮影でした。APSサイズのデジカメなので、焦点距離は4000ミリ程度かな、と思います。

 時々、月を眺めながら、気になっていた北極地帯です。クレーターが集中している南極に比べて、不規則な地形のようです。隕石が衝突しすぎたのか、クレーターの衝突後がはっきり残っていないような気もします。

 左下の大きなクレーターがコペルニクスクレーターです。そこから北側に続いているのが雨の海です。雨の海の北の入江にある、それほど大きくはないのですが、くっきりしているのが、プラトンクレーターです。そこから東に延びる山岳地帯がアルプス山脈です。月面上の地名には、地球の地名や天文学者の名前がついているので、望遠鏡で眺めながら結構楽しめます。

 まだまだそれほど寒くはない夜だったので、のんびり月見をしていると、何やら後ろの方で動物の気配。懐中電灯で照らしてみると、二つの目が光っているでは……。よくよく見ると、猫ではなくアナグマでした。裏の森に住んでいる、いつものアナグマです。その夜は、珍しく芝生の上を動き回らず、じっーとしゃがみこんでリラックスしているような感じでした。犬や猫は、月を眺めると言われていますが、アナグマも月見を楽しんでいたのかも、です。

データ/ビクセンSX2・20㎝シュミカセ・キャノンKissX7i・ISO1600・2000分の1・20コマ合成・トリミング・2016年12月9日20時35分頃

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