月齢16.1の月
5日ほど続いた寒波がやっと終わりかけて、星空が戻ってきました。でも、まだまだ夜は寒いんですね。真冬の庭先は、やっぱり冷え冷えです。それでも、日が暮れると、夕食後の散歩をします。この時期、金星がとても明るく、西の空に輝いています。日没後30分もすれば、1等星以上の星や、2等星の明るい星が確認できます。一日に1度ほど西側に移動するので、公転している地球を実感できます。
左の写真は、月齢16.1の月面です。満月過ぎの月を撮影したのは、これが初めてです。時々気になっていたのですが、月の東の端はどうなっているのかな、という疑問です。夜は、12時に就寝なので、下弦の月などは見たこともありません。
という訳で、21時頃、東の空に昇った月を眺めました。黄色っぽい色の月でした。昇りかけた月は、結構いい感じなのですが、いちばん大気の状態が悪い時なんですね。望遠鏡で眺めても、ゆらゆらと陽炎のように揺れ動いていました。撮影となると、もっと大変です。ほとんどピントを合わせることができません。
右方向が、太陽の昇る方向なので、東です。満月から2日目、欠け始めている月面です。東のやや北側に、クレーターのようなとても大きな台地があります。これはクレーターではなく、「危機の海」と呼ばれている平原です。他にも、結構大きなクレーターが確認できます。5,6個の海が確認できますが、中央のいちばんの大きな海が「静かの海」です。アポロ計画で、人類初の月面着陸が実現した平原です。
月面を眺めるのも、結構楽しいものです。クレーターの外輪山の影がどんどん変化していくのが分かります。月を眺めているだけで、宇宙のすべてが動いていることを、理解できるのでは、と思います。
データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・レデューサー使用・キャノンKissX7i・ISO1600・絞りオート・2017年2月13日21時頃
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