うみへび座
冬の星座、オリオン座やおおいぬ座、そしてぎょしゃ座や冬の大三角がくっきり見えるときは、空気が乾燥していて、気温がとても低いということを意味しています。だから、寒さに負けず、という気持ちを少しは持たなければ、風呂上がりに3時間も外に出ていることは、それなりに大変なんですね。少し厚めに着込んでも、深々と冷え込む夜は、身体を動かし続けないと足先がしびれてきます。
2月の最後の28日に、うみへび座を初めて眺めました。隣には、青い目の小犬が輝いています。プロキオンです。宮沢賢治の「星めぐりの歌」に出てくるへび座です。……あをいめだまのこいぬ ひかりのへびのとぐろ……宮沢賢治が、日蓮宗の熱心な宗徒だったとは知りませんでした。
うみへび座というのは、とても広い星座です。頭が昇ってから尻尾が昇るまで、5,6時間ほどかかるようです。画像は、頭部から首の下あたりかも、です。α星コルヒドレは2等星ですが、暗い星です。春の星座は、冬の星座に比べると、とても暗いという感じがします。この画像では、上が北極星方向です。うみへび座のすぐ近くにしし座もあるのですが、あまり目立ちません。
うみへび座を眺めながら、宮沢賢治の星めぐりの歌を、少しは覚えて、歌えるようになりました。「銀河鉄道の夜」を一度観賞したいという気にもなります。
データ/ケンコースカイメモS・キャノンKissX7i・シグマ35ミリF1.4・ISO1600・F4・30秒・2017年2月28日21時10分頃
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