燃える木を見つめる馬
燃える木を見つめる馬、と誰かがどこかで言っていました。うまく表現しています。
この画像は、先月撮影したものです。いつもならカラー画像なのですが、今回、初めてモノクロにしてみました。冬の星座が、ほとんど西の空に傾きかけて、夜遅くには沈んでしまいます。オリオン座も、日付が変わる頃には、東シナ海の海の彼方に消えて行きます。
まだまだ少し寒いのですが、夜空はすっかり春なのです。今年は、春の暖かさがまだまだ伝わってきません。窓を全開にしていると、暖房のない部屋なので、少々寒い感じです。
画像は、オリオン座の馬頭星雲近傍です。モノクロなので、淡く赤いガス帯の光は見えませんが、白黒の濃淡が結構印象深い気もします。散光星雲を背景に、手前の馬の頭がシルエットになって、いい感じです。写真では、左方向が北極星の方向です。中央の明るい恒星が、オリオンの三つ星のいちばん東側の二等星です。二等星といっても、写真にしてみると、とても明るく輝いています。
馬が見つめる木(NGC2024)の方も、南北に連なる暗黒帯があるので、うまいこと樹木に見えるのですね。この狭い領域だけでも、物語ができそうです。そろそろ冬の星座ともお別れです。また来年会えることを楽しみに、YEBISUビールで乾杯しながら書いています。
データ/ビクセンSX2・ビクセン80sf・専用レデューサー使用・キャノン60D(改造)・100秒・10コマ合成・トリミング・2017年2月15日21時30分頃
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