おとめ座銀河団
ここ薩摩半島では、明るい日差しがあるのに、雨がざーっざーっと降ることがたびたびあります。狐の嫁入りではないのでしょうが、一年中起こります。それも、とても頻繁にです。今日も、夕方そんな天気でした。何年か前に、望遠鏡で星を観察している時に、突然雨が降り出したこともありました。あわてて機材を家の中に運び込みました。それ以後、双眼鏡を首にかけて、夜空の雲の移動には気を使っています。
左の画像は、おとめ座銀河団の中心付近です。口径102ミリでは、完全に力不足です。これは、ハッブル宇宙望遠鏡の観測対象ですが、初めて観察し、撮影しました。8個の銀河が写っていますが、この周辺には、小さな望遠鏡で確認できる銀河が、2,30個ほどあります。でも、実際は2500個以上の銀河があります。銀河団の集合が、超銀河団をつくっているようです。したがって、超銀河団に含まれる銀河の数は、億単位なのでしょう。こういう宇宙の姿は、人間の想像を、はるかに超えてしまいます。
毎夜のことですが、我が家の裏庭は、一面暗闇です。でも、小さなテーブルの横で椅子に腰かけて、星明かりの下、のんびりコーヒーを飲みながら、想いを巡らせるのは、とても優雅な時間かも知れません。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・キャノンKissX7i・笠井.0.8倍レデューサー・ISO1600・80秒・11コマ合成・2017年4月22日21時50分頃
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