へびつかい座とへび座
8月11日・12日は、旅行会社のグループツアーで、甑島(こしきじま)に行ってきました。薩摩半島沖の東シナ海に浮かぶ3島からなる小さな島々です。そのうちに車で旅をするための下見のつもりでした。この甑島は、30数年ぶりの2度目の旅行でした。薩摩川内から、27キロほどしか離れていませんが、フェリーなので、とても遠い印象でした。いたるところ水中から岩盤が隆起したような風景でした。2年後には、3つの島が橋で結ばれるので、出かけるなら、その時がいいのかも、という思いです。海鮮料理と星空を求めて、また出かけてみます。
12日の夕方に帰ってきて、夜空が澄み切っていたので、のんびり星見を楽しみました。思いついたらすぐに行動しないと、空の状態はすぐに変化してしまうんですね。まあ、そんな訳で、裏庭で、星観察です。天の川が結構明るく見えました。珍しいことです。
さそり座の北隣にある、へびつかい座とへび座です。本当は、へびつかい座はその昔、ひとつの星座だったようです。それがいつの間にか、へびつかい座とへび座に分かれてしまいました。画像では、色を変えて星座線を書きました。へび座は分断されて、東西に別れてしまいました。特別な星座です。へびつかい座のα星ラスアルハゲは2等星ですが、他の星は3,4等級の暗い星ばかりなので、少し探しにくいような感じもします。
この周辺には、球状星団がたくさんあって、とても賑やかな領域です。天の川が輝いて、夏の大三角が目立って、さそり座やいて座の星々がきらめいています。おまけに、へびつかい座の足元近くに、明るい土星が輝いています。今年は、特別に賑やかな夏の夜空になっています。もう一か月ほどは、この夜空の輝きを体験できます。
データ/ケンコースカイメモS・キャノンKissX7i・シグマ10~20・ISO1600・F6.3・75秒・ソフトフィルター使用・2017年8月12日20時50分
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