はくちょう座β星アルビレオ
はくちょう座のβ星アルビレオを、望遠鏡で初めて眺め、撮影しました。はくちょうの尻尾が1等星デネブで、頭の先がアルビレオです。ずーっと気になっていた星です。
はくちょう座では、4,5番目に明るいんですが、昔からβ星と呼ばれています。このアルビレオは、二重星です。明るい方が、黄色で3.1等星、暗い方が青い輝きの5.1等星です。二重星と言っても、見かけ上の二重星なのか、連星系をつくっているのか、まだ十分わかっていないようです。
画像では、上方向が天の北極方向です。
少し露出がオーバーだったのかも知れません。青色がとても弱くて、白っぽく飽和しかけている、かもです。暗い星は、撮影しても色の感じが出ないんですね。
アルビレオは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の物語に出てくる、白鳥停車場のあたりで描写されています。とても悲しい物語なので、読むのが辛くなる感じです。それでも、何度も読みたくなる物語なんですね。
データ/ビクセンSX2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデューサー・キャノンKissX7i・ISO1600・25秒・数コマ合成・トリミング・2017年9月1日21時頃
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