ペルセウス座
薩摩半島の西海岸にある自宅からは、東の空は街明りで少し明るいので、東の地平線に昇りかけた星を見ることはできません。45度ほど昇ると、やっと星を確認できます。
ペルセウス座には、2等星が2個あるのですが、それ以外は3等星以下の暗い星ばかりで、星のつながりを推測するのは、結構大変でした。右手に剣を持ち、左手に魔女メデューサの首を持っているそうですが、それ以前に、ひとの形を想像するのに苦労します。
2等星のα星ミルファクとβ星アルゴルだけは、肉眼ではっきり確認でしました。2等星アルゴルは有名な変光星です。古代のアラビア人たちは、アルゴルの明るさが変わるので、魔女の星だからと、不吉な光として眺めていたようです。それというのも、この変光星アルゴルの位置が、魔女メデューサの顔の部分にあたるそうです。古代の天文学者もすごかったんですね。明るさが2等級から4等級になるのを、ちゃーんと観測していたのです。さすがです。双眼鏡もない時代に……偉いと思います。
勇者ペルセウスは、この後、化けグジラを退治して、アンドロメダ姫を助けて、彼女と結婚するんですね。これで、古代エチオピア物語はめでたく終了するんでしょうかねえ?
この日は、カメラレンズでの撮影なので楽でした。という訳で、撮影を終了しようとしたとき、何かが足元近くを移動していきました。すぐ懐中電灯を向けると、いつものアナグマの兄弟(?)が、のんびり裏山に帰る(?)ところでした。野生動物公園のような田舎の雰囲気を感じました、です。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ30ミリF1.4・キャノンKissX7i・ISO1600・F5.6・30秒・ソフトフィルター使用・2017年11月15日20時頃
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