月齢10.3の月
北海道では、雪の季節になったというのに、薩摩半島は、昼間の気温が25度近くになるので、車のエアコンをいれています。夜も、20度以上なので、窓は開けっぱなしています。年末までは、暖房なしでいけそうです。
夏に比べて、秋の月はとても大きく見えて、くっきりしています。画像は、10月30日の撮影です。シーイングは、5段階の4程度ですが、接眼レンズで眺めると、とても見応えがあります。月は、眼視がいちばんいいのかも知れません。クレーターの様子をゆっくい確かめながら、地表を眺めるのは、とても気分がいいものです。
中央の大きなクレーターが、コペルニクスクレーターです。海の中でとても目立ちます。その北側に、雨の海と呼ばれている平原があります。その海の北側のいちばん端に、まだ夜が明けていない半円状の虹の入り江という場所があります。双眼鏡で眺めると、ここが、特別に目立ちます。上限を少し過ぎたころの、虹の入り江を囲むユラ山脈の夜明けは、とてもすばらしいのでは、と思います。この虹の入り江は、中国の月探査船が、最初に選んだ着陸地点だったそうです。しかし、何かの理由で、着陸場所が変わったようです。もう数時間待てば、ユラ山脈が朝日に照らされていたのでしょう。
月面の撮影は、とても難しいんですね。ゆらゆら揺れる大気を通して、月面にピンを合わせなければならないので、とても時間がかかります。カメラマンを40年以上やってきたのですが、天体写真は、まだまだアマチュアです。
データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・キャノンKissX7i・ISO1600・2000分の1s・30コマ合成・トリミング・2017年10月30日20時30分頃
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