ペルセウス座の二重星団
我が家の裏庭が、また暗闇になりました。ソーラーライトがなければ、完全に暗黒の世界です。裏庭の180度、明かりが見えません。お隣の家が、無人の状態になっています。かすかな家の窓明かりでも、夜の闇の中にいると、救いの光なんですね。
そんな闇の中で、撮影したのが、ペルセウス座の二重星団です。4等級以下の暗い星団なので、肉眼では、確認できないと思います。それでも。紀元前から有名で、ひとつの恒星だと思われていたようです。大気の状態と視力が、現代と比べてとても良い状態だったのでしょう。
広範囲で、やや暗い星の集団を眺める時は、双眼鏡がいちばんいいんですね。6倍の双眼鏡で眺めると、写真のような感じでは、と思います。寝そべって眺めるのが、理想です。それにしても、見飽きない散開星団です。最も美しいと言われている理由がよくわかります。
地球からほとんど同じ距離にある、2つの散開星団なので、二重星団と呼ばれています。星の海の中で、とても美しく輝いています。300個程度の星の集団が、隣り合っている空間です。青白い星もあるので、若い星もあるのでしょう。これだけの恒星が集まると、重力が働くので、静かに見える光景も、本当は激しく流動しているのかも知れません。
データ/ビクセンGP2ガイトパック・タムロン180ミリ・キャノンKissX7i・ISO1600・F5.6・50秒・2017年11月19日21時20分頃
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