プレヤデス星団M45
冬の星座・星団のトップバッターです。12月中旬の夜8時頃、東の空高く昇ってくるのがおうし座で、その牡牛の背中のいちばん突き出たところに、プレヤデス星団があります。真冬に向かって寒くなる季節なので、夜に外に出て眺めるのも、少しだけ根性が必要です。椅子に座って眺めるなんて、寒くてできません。という訳で、いつも周辺を歩き回りながら眺める、ことになります。
プレヤデス星団、日本では昔から「すばる」と呼ばれています。満月よりははるかに大きいのですが、ぼんやりとした雲のようにしか見えません。それでも、夜空の暗さに慣れてくると、3,4個の星が見えてきます。視力がいい人は、5,6個の星が見えるようです。
実際は、写真のように、5,6個ではなく、もっとたくさんの星が集まっている散開星団です。正確には、120個以上の恒星の集団のようです。とても若い星々と星間ガスが衝突している現場です。この青い輝きは、肉眼では無理のようです。双眼鏡で覗くと、青白い星団の輝く姿を、視野いっぱいに眺められます。
「すばる」は、季節の変わり目を教えてくれるような気がします。青白い輝きは、冬の寒さを連想させて、一年の終わりを暗示してくれる、のかも知れません。
データ/ビクセンSX2・ビクセンED70SS・笠井レデュサーフラットナー・キャノンKissX7i・ISO1600・120秒・14コマ合成・2017年12月18日22時18分頃
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