ぎょしゃ座
明日から、4泊5日で、岡山・関西の方に出かけますので、その前に星座をひとつUPします。鹿児島は、寒いといっても、関西に比べれば5度ほど気温が高いようです。京都にも行きますので、寒いだろうなあ、と今から少し心配です。おまけに、天気予報では西日本は、明日は雨か雪が降るという予報です。人間が制御できない大気のことだから、まあ、いいか、なんて納得していますが……。
ぎょしゃ座は、天頂を越えて北極星に近いところに見えます。α星カペラはとても明るく、1等星の中では、最も北にあります。冬になると、このカペラの輝きを、カメラレンズや望遠鏡のピント合わせに使わせてもらっています。拡大すると、とても迫力があって、ピント合わせに最適なんですね。
ところで、このぎょしゃ座付近は、冬の天の川が流れているので、双眼鏡で眺めると、たくさんの星が確認できます。5角形をしたぎょしゃ座の内側も外側も、見応えのある領域です。写真の、M36・M37・M38は散開星団です。6,7倍の双眼鏡で、ちょうど3つが視野に入ってきます。やや暗い星々ですが、いい眺めでは、と思います。この5角形の南の領域には、いくつかの散光星雲がありますが、肉眼では見えないのが残念です。
星を眺めたり、観察したり、撮影したりすることは、結構な労働だ、ということが、やっと分かってきました。今年も、寒さ暑さに耐えながら、のんびり星見を楽しもうと思っていますが、本当は、この〈のんびり〉ということが、とても大切なことのように思えてきました。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ50ミリF1.4・キャノンEOS-M5・ISO1600・F4・50秒・2017年12月21日21時頃・ソフトフィルター使用
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