オリオン座の星雲
1月12日、薩摩半島の海辺近くの我が家に、初雪が降り、そして積もりました。本当は、前夜に少し雪が積もっていました。2センチほどでしょうか……。ところが、朝起きてみると、なんと庭一面、裏庭一面、雪景色ではありませんか。これには、とても驚きました。この10年のうちに、何度か雪が積もったことはありましたが、今回は、積雪12センチ、これまでの最深の積雪でした。
その時、何が脳裏をよぎったか、というと、雪だるまでした。雪だるまを作ろうという幼いころの遊び心でした。さっそく、玄関先に雪を集めて大きな雪玉を作りました。直径70センチ、その表面に、きれいな雪を張り付けて、きれいな雪玉の出来上がりです。それから頭に相当する小さな雪玉です。顔に見えるように、形を整えて、木の枝で眉や口をつくって完成です。目玉は、キンカンの熟していない実でした。何とか出来上がって、記念撮影をしました。……その画像が見たい方はメールください……。つくった感想。大変でした。雪の重さに驚きました。簡単に大小の雪玉を重ねればできると思っていたのですが、バランスがとても難しいんです。薩摩半島は氷点下にならないので、ゆっくり氷が融けていくんですね。まあ、とても楽しい時間でした。昔の人は、〈雨が降れば雨の音を聴き、雪が降れば雪と遊ぶ〉と言っています。誰の言葉だったか、思い出せません。まあ、それは、それとして……。
写真は、オリオン星雲と馬頭星雲がある領域です。上方が天の北極方向です。少しだけ露出オーバーにしているので、オリオン星雲は少しだけ白とびのようです。その分だけ馬頭星雲がややはっきりしているのでは、と思います。馬の頭は小さすぎて、はっきり確認できません。三ツ星も結構目立ちます。三ツ星のいちばん東の星の近くには、〈燃える木〉として有名な散光星雲があります。この周辺の赤く輝くガス帯が、なかなかうまく撮れないんですね。いつも苦労しています。晴れた夜に、また観察してみます。
という訳で、まだ庭に残っている雪を眺めながら、雪見のアン・カフェーです。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・タムロン180ミリマクロ・キャノン60D(改造)・ISO1600・f4.5・40~60秒・10コマ合成・2018年1月4日22時頃
| 固定リンク
« ぎょしゃ座 | トップページ | カリフォルニア星雲 »
「趣味」カテゴリの記事
- おおぐま座の系外銀河M101(2023.06.08)
- 月面 中央クレーター列(2023.06.01)
- かみのけ座のNGC4565(2023.05.24)
- 我が家の裏庭から見た西空(2023.05.18)
- かみのけ座のメロッテ111(2023.05.11)
コメント