バラ星雲の全景
先週の土曜日の17日は、夕方から晴れ間が広がり、シーイングも適当だったので、バラ星雲の撮影をしました。久しぶりに雲の流れに気を使わず、のんびり星空を眺めることができました。
のんびりできるときは、SONYのウォークマンで音楽を聴きながら、作業をすることにしています。このところ、昔懐かしのJazzを聴くことが多いですね。MJQ(モダンジャズカルテット)が、今のお気に入りなんですが、ちょうどいいテンポと軽さで、とてもいい感じです。ジョン・ルイスのピアノ、ミルト・ジャクソンのビブラフォンが優雅に溶け合って、気持ちよく作業ができます。もちろんベースとドラムもなくてはならないんですが……。今、日常的に聴いているのは、74年盤のニューヨークでのラストコンサート・ライブです。星見のBGMとして、いちばん似合っているような感じもします。まあ、そんな訳で、BGMとホットコーヒーを楽しみながら、何とかバラ星雲を撮影できました。
バラ星雲は、満月よりもはるかに大きい散光星雲NGC2237と散開星団NGC2244をまとめて呼ぶことが多いようです。中心部の散開星団の若い星々は、この星雲内で生まれたと言われています。この領域では、想像もできないような劇的変化が続いているのでしょう。地球からの距離が5500光年ということなので、天の川銀河の中では、結構近い方で、隣の町という感じなのでしょうか。
西に傾いたカシオペヤ座から延びる冬の天の川が、このバラ星雲のあたりを流れているのが、肉眼でも確認できます。これも、田舎の夜空の、闇のような暗さのオカゲです。
データ/ビクセンSX2・ビクセンED80sf・専用レデューサー・キャノン60D(改造)・ISO1600・90秒・17コマ合成・2018年2月17日20時15分
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