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2018年2月16日 (金)

いっかくじゅう座のバラ星雲

New2aanblog  いっかくじゅう座は、冬の大三角形の中にあります。と、言っても、この星座の星は4等級以下の星ばかりで、肉眼では見つけられないのでは、と思います。オリオン座の東隣りなんですが、明るい星がないので、双眼鏡で眺めても、星座の形はわかりません。ただ、この領域は、冬の天の川が流れているので、星の数は驚くばかりです。

 いっかくじゅうというのは、旧約聖書に書かれている、想像上の動物、一角獣(ユニコーン)だとされているようです。馬に似た動物で、額に一つの角があるらしいです……、見たことがありませんので。その頭というか顔というか、その目のあたりに、NGC2237・バラ星雲があります。バラ星雲も、短い望遠レンズで撮ると、確かに赤いバラの花に似て、かわいい雰囲気になります。バラ星雲は、英語版の星図表では、Rosette Nebulaと書かれていて、とてもいい感じです。最近は、焦点距離の短いレンズでよく撮ります。星雲や星団が星々の海に浮かんでいる、という感じがよく分かるからです。

 バラ星雲は、散光星雲ですが、中心部には散開星団NGC2244があります。この領域では、若い星が次々と生まれているようで、最近の観測では、160個ほどの若い星があると言われています。いっかくじゅう座の星座線を一部分だけ書いていますが、胴体は東側にのびています。また今度、バラ星雲をアップで撮影してみます。

 2月は、雲が多くて、星空はあまり期待できません。この冬は、のんびり星空を眺めることが少なかったのでは、と思います。そんな理由で、星空の下で、のんびりホットコーヒーを楽しむことができませんでした……いちばんの楽しみなのに……残念ながら。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・100ミリマクロ・キャノン60D(改造)・ISO1600・F4・50秒・20コマ合成・2018年2月8日20時30分頃

 

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