満月の夜
3月2日。夕方まで、雲の多い空でした。部屋の中で、写真データを整理していました。22時近くなって、窓を開けて夜空を眺めると……。エー…エー…、と不思議な明るさに驚きました。外に出て、周囲を見回すと、どこもかしこも、ほんのり明るくなっているでは……。まるで、トレペを空一面張りめぐらしたスタジオのようでした。その中心の天井に、満月のライトが非常に明るく輝いているのでした。
とても珍しい(自分としては)光景でした。という訳で、すぐカメラをセットして十数コマ撮影しました。次から次に、白い雲がゆっくり流れてくるのです。流氷のように(実物は、一度も見ていないのですが)大海の中を流れ続けている感じでした。こういう風景も、地上から眺めると、やっぱり宇宙なんですね。昔の人も、多分そう考えたのでは、と思います。時が経つのも忘れるような光景でした。
雲について、いろいろ調べてみました。この雲は、高積雲(こうせきうん)と呼ばれている雲のようです、別名ヒツジ雲と呼ばれています。2000mから7000mの上空にできる氷ではなく、水の粒でできた雲らしいです。やや分厚いところがあり……なんて書かれているので確かめると、事実薄暗い影が見えます。高積雲で決まりです。
ところで、この高積雲は、雨の前兆だと書かれています。よく当たっています。翌日の土曜日は早朝から雨で、一日中雨でした。結構面白い体験をさせてもらって、楽しい時間でした。気分がいい時は、サントリーの〈香る〉エールで乾杯です……。
データ/キャノンKissX7i・シグマ11~20・11ミリF2.8・ISO800・f4オート・2018年3月2日22時頃
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- いて座の球状星団M22(2024.09.12)
- いて座の中心部付近(2024.09.06)
- 月面ヒッパルコス・クレーター周辺(2024.09.01)
- いて座の散光星雲M17(2024.08.22)
- アルタイルといるか座・や座周辺(2024.08.15)
コメント