月の地球照
月齢2.0の地球照を撮影しました。月齢2.0のときは、日没後、月が沈むまで2時間余りしかないので、少しだけ忙しい撮影でした。というのも、日没後の空は結構明るくて、2日月がはっきり見えるまで、1時間ほどかかります。それまで、空はなかなか暗くならないので、撮影のタイミングがちょっとだけ難しんですね。この日は、月の西4,5度のところに金星も輝いていました。月と金星のコマも撮影しました。
月の地球照も、結構明るいということがわかります。太陽からの光が地球で反射して、その光が月面に到着して、それが、また地球に反射した光を見ることになるのですが……38万キロの宇宙の神秘ですね。
月面の夜の部分が、結構はっきり見えます。月は地球に同じ側を向けているので、あの月面の中心あたりに、もしも知的生命体が空を眺めていたら、どんな風景なのか、想像してみたくなります。月面では、2週間が夜なんですね。大気がないので、夜空は真っ暗で、その真っ暗な空の中に明るい地球という惑星が輝いています。それも、同じ場所で地球という惑星が満ち欠けをしているのを眺めるんですね。その輝きは、地球から見る満月の明るさの70倍以上明るいそうです。それだけ明るいのであれば、それなりの仕事も、読書もできそうな感じもします。まあ、適当な環境が揃えばの話ですが……。
データ/ビクセンGP2・ビクセンED80sf・EOSKissX8i・ISO800・4秒・2018年4月18日19時50分頃
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