月面 晴れの海と静かの海
4月1日の23時現在、月齢14.6の月が、南東の空高く昇っています。やや黄色っぽく、まるでソフトフィルターをかけたような感じです。このところ、PM2・5の数値が高いので、空は白っぽく霞んでいます。もう少しすっきりした春の夜空が見たいですね。
今年の1月から、月面の拡大撮影の練習をしています。練習と言っても、ピンの合わせ方の訓練ですが、大気の状態をもろに受けます。双眼鏡で眺めて大丈夫だと思っても、観察・撮影となるとまた別です。水蒸気や風の状態によって、大気の環境は大きく変わってしまうんですね。
写真は、3月に撮影した、晴れの海と静かの海です。この日は、シーイングも5段階の4だったので、何とかクレーターの詳細も切り撮れたのでは、と思います。クレーターの名前には、天文学者や自然科学者の名前がついていますが、晴れの海に、ベッセルというクレーターを見つけました。ベッセル…?ベッセル……?。思えば、何十年か前の懐かしい余韻でした。ベッセルという名前を思い出しました。卒論・研究発表の過程で、ベッセルの不等式(古典の領域)を証明・検証したのでした。確率関数になぜ必要だったのかは、忘れてしまいました。ベッセルの不等式……、とても懐かしい響きです。
毎日、教えられ、刺激されています。今夜は、黒ビールでベッセルクレーターに乾杯です。
データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・EOSM5・25ミリアイピース・ISO1600・20分の1・20コマ合成・2018年3月23日20時30分
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