りょうけん座のM3
鹿児島県外の人から、時々メールをもらいます。薩摩半島は自然がいっぱいなんですねーとか、街明りが少なくて夜空がきれいなんでしょうねえ、というお手紙です。確かに、澄んだ夜空は満点の星空になり、星々がとても明るく見えるんですね。今住む我が家の窓から見えた星々の明りで、目が覚めたこともありました。多分、それは初夏の真夜中で、天の川銀河の輝きだったのでは、と思います。星明りという言葉通り、星を眺めていると、明かりを感じます。
まあ、南国ですから、太陽もギラギラで、降る雨のすごさも特別です。という訳で、春先から生える草の茂みもすごいんですね。10日ほどで、草も5センチ以上伸びるのでは、と思います。だから、この地方では、草を刈ることを「草払い」というんですね。草を払いのける、という意味なんでしょうか。岡山や関西では、聞いたことがない言葉です。これについては、またの機会に……。
話は変わりますが、写真は、りょうけん座の球状星団M3です。星の密度がとても高い球状星団なので、小さな望遠鏡だと、中心部が白トビしてしまいます。恒星が50万個以上もあるという話です。中心にブラックホールがあるんでしょうか、それとも生命体が生きることができる環境になっている、そんな場所もあるんでしょうか。全くわかりません。球状星団は、とても魅力的です。球状星団のひとつの恒星の、ひとつの惑星にいるとしたら、どんな夜空?(昼空?)なんでしょうか。想像するだけで、ワクワクします。
このM3は、6等級なので、双眼鏡ではっきり見えると思います。春の星座うしかい座の1等星アルクトゥールスの北西側10度ほどのところです。今の時期、21時頃には、天頂付近に移動しているので、探すのは、正直とてもとてもキツイかも、です。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・ISO1600・50秒・15コマ合成・2018年5月11日21時頃
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