月面の夜明け
3月、4月に撮影した写真が、整理が追いつかず、HDに保存したままです。コマ数は少ないのですが、次から次に溜まってしまうんですね。今は梅雨時なので、空いた時間は、画像処理や写真の整理に最適なので、それをやろうと思っています。
この写真は、上弦が近い月面です。上部(東側)は、もう夜が明けてしまっていて、地球でいえば、今頃の朝の6時から8時頃なんでしょうか。下部(西側)は、まだ夜が充分に明けきらない時間帯なんでしょうか。
時間に余裕があるときは、上弦の頃の月面をアイピースを使って覗きます。月面には、非常に多くのクレーターがあります。中央付近には、プトレマイオスから南に連なるクレーターの帯があります。とても素敵な眺めです。また、上弦過ぎの月面には、コペルニクスというとても優雅なクレーターもあります。
この写真のアリストテレスとエウドクソスというクレーターも、迫力があります。この日は、月齢5.6でした。この付近を、少しだけ倍率を上げて眺めるとスゴイ迫力です。眺めるときは、双眼装置を使って両目で覗きますので、臨場感は最高です。クレーターを囲む外輪山(?)の影が、非常にゆっくり動いていくのがわかります。太陽が昇ってくるので、クレーター内部に延びる影が少しずつ短くなっていきます。月の一日は地球の一日の約30倍ですから、月面上で夜が明ける速さは、地球の30分の1なので……。のんびり4,5時間眺めていると、その様子が少しだけわかります。
これから夏に向かって、スターパーティーもいいのですが、ムーンパーティーもいいかもです。そうなると、やっぱり冷たいビールですね……。
データ/ビクセンGP2・8インチシュミカセ・EOSM5・25ミリアイピース・ISO1600・20分の1・15コマ合成・2018年3月23日21時50分
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