かみのけ座のNGC4565銀河
今夜は曇り空なので、いつものことですが、未処理の画像を現像したり、加工したり、雑用処理する予定です。曇り空と言っても、南東の空には木星が輝いています。薄雲なら、まだまだ明るい木星は見えるんですね。適当に涼しい風が、開けっ放しの窓から入ってきます。まだ夜のはじめなので、こういう時は、Mt.RAINIERのノンシュガーコーヒーを飲んでいます。子供が飲めるコーヒーなんですね、これは。
ところで、NGC4565という銀河は、とても珍しい銀河です。かみのけ座の散開星団メロッテ111の近くにある、渦巻銀河です。なぜ珍しいかというと……我々の天の川銀河を真横から眺めてみると、こんな感じかな、という意味で珍しいんです。確かに中心部が大きく盛り上がっていて、暗黒帯も確認できます。
渦巻銀河を真横から眺める形になっている銀河は、エッジオン銀河と呼ばれています。それに対して、渦巻きの軸方向から眺められる銀河をフェイスオン銀河と言います。そう考えると、この銀河はほとんど真横から眺められるので、結構珍しいのでしょう。地球からの距離はと言えば、4000万光年から5000万光年ほどだそうで、距離感が全く分かりません。でも明るさが10等級なので、8インチの小さな望遠鏡でも撮影できます。
こんな銀河を眺めるたびに、宇宙はどうなっているんだろうか……なんて、考えても追いつかないのに、考えてしまいます。不思議な世界ですね……。
データ/ビクセンSX2・8インチシュミカセ・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・80秒・数コマ合成・2018年5月11日21時50分
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