ケンタウルス座ω(オメガ)星団
ケンタウルス座のω(オメガ)星団を今年も撮影しました。昨年は口径102ミリの屈折でしたが、今年はセレストロンの8インチのシュミットカセグレンです。1000万個ほどの星が集まった、さすがに巨大な球状星団の姿でした。肉眼でも見えるんですが、こうして映像化すると、迫力満点の全景です。
満月ほどの大きさに見えますが、球状星団の周辺部の光が充分蓄積されていないので、本当は満月よりもはるかに巨大なのでは、と思います。地平線近くで、今年も水蒸気が多かったので、空の状態はもうひとつだったのでは、という感じです。
昨年は、裏庭の少しだけ高い場所からの撮影でしたが、今年は、我が家の玄関先からの観望でした。いろいろ調べた結果、玄関先からも見えるし、自室の窓からも見えることがわかりました。さすが、薩摩半島の田舎です。赤緯-47度28分の光が見えるんですね。我が家の緯度がおよそ北緯31度25分なので、赤緯-58度35分までの星は見えることになります。ということは、枕崎天文台とほとんど同じなので、南十字星座のいちばん北にあるγ(ガンマー)星が見えることになります。もう少し見晴らしのいい場所で、確かめてみます。また課題がひとつ増えました。
薩摩半島は、この4,5日星空が見えません。本当なら上弦を過ぎた月と金星が西空に傾きかけているはずですが、雲が厚くて全く見えません。月と金星が西空に輝いている姿を想像しながら、月と金星に、YEBISUビエールで乾杯します。
データ/ビクセンSX2・8インチシュミカセ・専用レデューサー・EOSM5・ISO1600・60秒・20コマ合成・2018年6月1日20時45分
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