てんびん座と木星
昨夜は、台風6号が奄美諸島近くを東に移動している頃でした。どう考えても、曇り空の予想でした。ところが、どういう訳か、夕方からきれいな空になりました。風もなく、気持ちのいい夕空でした。
薩摩地方は、天気の変化が速いし、予報も難しいのでは、と思います。きれいに晴れた青空でも1時間後にはどんより曇ってしまって、霧雨が降る、なんていうこともたびたびです。雨が降っている最中に、夕日が射していることもよくあることです。だから、天気予報を聴くよりも、外に出て、雲の様子や風向き、水蒸気の濃度などを自分で観察した方がいいのかも、です。
という訳で、昨夜の星見はてんびん座と木星でした。さすが木星です。日没後すぐに双眼鏡で確認できました。-2等級ほどの明るさなんでしょうか。とても明るく輝いていました。木星のすぐ近くに見えるのが、てんびん座のα星(3等星)です。木星が明るすぎて、肉眼でやっと確認できるかな、という感じです。てんびん座は、春の星座と思ていましたが、夏の星座だったんですね。
てんびん座の天秤は、正義の程度や善悪の度合いを量るものらしいですね。女神アストライアさんが、この天秤を使っていたということらしいですが、人間の心の中を信用できなくなり、天に帰ったということらしいです。詳しくは、ギリシャ神話時代のギリシャ人に話を聴かないとわかりません……、です。
ところで、夜9時を過ぎると、さそり座がてんびん座の隣に昇り、ベガも北東の空で輝いています。夏空が近いんですね。西空には、とても明るい金星が沈みかけています。やがて土星や火星が昇ってくるんですね。今年は、賑やかな夏の夜空になります。
データ/ケンコースカイメモS・EOSKissX7i・シグマ30ミリ1.4・ISO1600・F4・20秒・ソフトフィルター・2018年6月16日21時頃
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