はくちょう座デネブ近傍
今日は、10時半頃に家を出ました。5分ほど車を走らせた頃、大粒の雨が降ってきました。おまけに雷まで鳴りはじめて、天気急変の一日でした。県立吹上浜海浜公園のサッカー場の休憩所で、雨宿りです。雷の地響きが少々怖い感じでした。
この公園は、野鳥観察、野生小動物の観察のためによく行く場所です。イノシシ、タヌキ、イタチ、テン、ウサギ、キツネ、アナグマ、モグラ、うずら、キジ、ヤマドリ、いろいろな水鳥など、野生動物や野鳥がたくさん生息していて、森の中に入ると、結構その姿を見かけます。松の枝から、大きな蛇が突然目の前に落ちてくるなんていうことも度々です。いろいろ刺激があって、面白い場所なんですね。
台風が過ぎても、台風一過とはいかないんですね、今年は……。部屋の窓から、満月2日前の明るい月が、雲から出たり入ったり、忙しそうです。この夏は、空の状態がいまひとつなんですね。という理由で、のんびり星見を楽しめる夜空がきわめて少なかったのでは、と思います。
写真は、新月の頃のはくちょう座の1等星デネブ付近です。有名な北アメリカ星雲とペリカン星雲です。共に散光星雲で、肉眼ではほとんど見えないんですが、低倍率の双眼鏡では、空の透明度が良ければ、ぼんやりと見えるようです。北アメリカ星雲は何とかそれらしく、でもペリカン星雲はそれらしくないような……、です。画面右隅のγ星の周辺にも大きな散光星雲が確認できます。この周辺は、天の川銀河が流れているので、星の密度はとても高いところです。双眼鏡で眺めると、星だらけという感じで、退屈しない眺めでは、と思います。
画面左方向が、天の北極方向です。天の川は、北東方向のカシオペア座の方に流れているので、カシオペア座周辺も星の密集度がとても高い領域です。さらに、天の川は、ペルセウス座、ぎょしゃ座、オリオン座方向に流れているので、天の川銀河は、結局は、一年中見ることができます。それを確かめたのは、この薩摩半島に引っ越してきてからでした。
このデネブの周辺には、美しい散開星団もあるので、また眺めてみます。今夜は、月齢12.7の月と火星を眺めながら、静かにアサヒのビアホール仕立ての黒を頂きま~す。
データ/ビクセンGP2ガイドパック・100ミリマクロ・キャノン60D(改造)・ISO1600・F4・75秒・10コマ合成・2018年8月12日22時10分頃
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