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2018年8月10日 (金)

ヘルクレス座周辺

Blog_13  昨夜は、まだまだ明るく輝いている火星を観望しようと思っていたのですが、水蒸気の多さで、赤い光がゆらゆらと陽炎のように揺れていました。おまけに、地平線近くだったので、さらにもやもやとしていて、ピントを合わせることもできず、あきらめました。やはり、水蒸気の少ない日の夜中の時間帯がいいのでしょうねえ……。

 写真は、先週撮影したヘルクレス座付近の星座写真です。水蒸気が多くても、3等星が少しでも確認できる星空ならば、星座写真は撮影可能です。8月上旬の今頃は、ヘルクレス座は天頂付近で、眺めるだけでも大変なんですが、撮影はライブ画面を眺めながらですから、まあ、少しは楽です。明るい星が少ないヘルクレス座の形を肉眼で確認するのは、結構難しいですね。この星座線は、とてもよくできています。写真は南向きで撮影していますので、勇者ヘラクレスは逆立ちをしています。星座線は、どう結んでも構わないわけで、自分で自由に作れます。以前、勇者ヘラクレスの姿にしようと、星座線で結んでいろいろと試行錯誤しましたが、結局はできませんでした。2000年の時を生きたこの形がいちばんのようです。それらしく、人間の姿に見えますので……。

 ヘルクレスの東側には、こと座があります。この星座の星座線も、他に結び方がないような気もします。西側のかんむり座に至っては、順番に結ぶしか方法がありません。かんむり座、ヘルクレス座、こと座、この3つの星座の並びは、とても好きな眺めなんです。

 2000年以上も昔に、星座の領域を決めて、星座線で結び、イメージに近い星座を作った人は、とても感性の鋭い人たちだったんでしょう。星座を眺めるたびに、感心しています。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・シグマ11~20ミリ・ISO1600・EOSKissX8i・F4・35秒・12コマ合成・2018年8月1日20時50分

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