月面XとV
今日の夕方、月面にXの文字が見えるということだったので、夕食後、慌てて機材を玄関先に出しました。日が西に傾くころには雲が多くて、今夜は曇り空の予想でした。ところが、夕焼け空になると、急に晴れ渡り、きれいな空になっていました。
という訳で、月面の撮影を開始しました。鏡筒内を充分に外気になじませていないので、液晶画面に映る月面は、ゆらゆらしています。こんな時は、ピント合わせがとても大変です。それでも、何とか数十コマ撮影しました。
今日の月齢は、7.5で、上弦の月のようです。月齢というのは、正午における月齢なので、その日の夕方6時頃は、月齢は7.75ということになります。上弦の月なんですが、夜の起きている時間に、月齢7.75になるのは、確率的に小さいのでは、と思います。おまけに、雲が出て、月が見えない時の方がはるかに多いので、結構珍しい眺めです。
ところで、画面中央の少し上にある目立つの2つのクレーターは、南側がアルパテグニウスで、そのすぐ北側がヒッパルコスです。そして、さらにその北側に、文字Vが見えます。偶然に、XとVの文字が見えました。XとVといって、文字らしきものに見えるだけで、まあ、遊びの範囲です。
最近、若い天文ファンの間で、月面のアルファベットの文字探しが流行っているようです。A~Zまで探しているらしいのですが、果たして、簡単に見つかるものなのでしょうか。月が出ているときは、星がとても見にくいので、月と遊ぶという感じで、結構面白いものかも知れません。
そういう訳で、今夜は月面のXとVに、Asahiのビアーホール仕立ての黒で乾杯しま~す。
データ/ビクセンGP2・8インチシュミットカセグレン・専用レデューサー・EOSM5・ISO800・500分の1・2018年11月15日18時21分
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