上弦の月
1月14日は、上弦の月でした。晴れた日には、月の明るさで夜空は明るくなります。月明かりで、星は明るい1,2等星ぐらいしか見えなくなるんですね。そのため、星見をする人は、月や惑星の観察や撮影をしているようです。
月齢8.1の月でした。月齢というのは、新月の日時から数えて、その日の正午の月の欠け具合を表す数値です。ということは、この日の夕方の19時には、月齢は6時間分プラスするわけで、0.25進んだことになり、8.35になるのでは、と思います。
という訳で、夕方19時頃、月見の準備をしました。上弦の頃の月が一番眺めがいいんですね。月面中央部は、ちょうど夜明けを迎えていて、東から昇った太陽の光がクレーターを斜め横から照らすので、クレーターの姿がくっきり見えます。月面の朝といっても、地球の夜明けと違い、とてもゆっくりしています。月の1日は地球の一カ月程なので、4,5時間観察して、やっと山々の影が短くなっているのが分かります。それを肉眼で確かめるのが、また楽しいんですね。月が地球の周りを周回していることを、確実の教えてくれますので……。
写真の月面中央部やや南側に位置するクレーター群、ここが一番の眺めです。きれいに並んだクレーターの光景です。大きなクレータの中にも、小さなクレータがいくつも見えます。それを双眼装置で眺めると、とても立体的に見えるので、迫力満点です。
まあ、そういう訳で、月齢11.1の今夜の月に、いつものYEBISUで乾杯します。
データ/ビクセンGP2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデュサー・EOSM3・ISO200・250分の1・2019年1月14日20時30分頃
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