冬の星座 おうし座
西暦も2019年になりました。お正月なんですが、夕方西の空には、まだ夏の星座がかすかに残っているんですね。はくちょう座のデネブも、明るく輝いています。カレンダーや暦というのは、太陽や月の動きでつくられているので、星の動きには関係ないようです。まあ、星を夕方から次の日の夜明けまで、眺めていれば、ほとんど一年中の星空が見られます。太陽に近い、3,40度の範囲を除いてですが……。
写真は、冬の星座のトップ、おうし座です。写真の上方やや左方向が天の北極方向です。おうし座の一部が欠けているんですが、これはペルセウス座のカリフォルニア星雲を画面に入れるために、カメラ少し西側に傾けた結果です。ペルセウス座は、秋の星座です。でも、赤いカリフォルニア星雲とブルーの「すばる」が、いい感じでは、と思います。
おうし座の1等星アルデバランは、とても明るく、星々をたどる目印になります。アルデバランは、オレンジ色の巨星です。写真でも、結構赤っぽく輝いているのが分かります。太陽の40倍(半径)ほどのの大きさがあり、星としての最期を迎えるところなのでしょう。
冬の星空は明るい星が多いので、とても賑やかです。全天で21個ある1等星の内、冬の夜空には、8個(カノープスを含めて)の1等星があります。おまけに冬の天の川も流れているので、見ごたえは十分です。ただし、冬の屋外は結構寒いので、大変です。根性がいる、というか、執念がないと、3時間も星空と付き合っていられない、という感想です。
まあ、今年も、星々を眺め、星空と遊んでみます。という訳で、今夜は、Asahiのビアホール仕立ての黒で乾杯します、です。
データ/ケンコースカイメモS・キャノン60D(改造)・シグマ50ミリ・ISO1600・f4・50秒・2018年12月31日21時50分頃
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