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2019年1月11日 (金)

オリオン大星雲

M42  冬になると、一番目立つ星座が、オリオン座です。東から昇ってくるときに、中央の三ツ星がくっきり見えます。2等星なんですが、結構明るい輝きです。オリオン座は、1等星を2個、2等星を5個持っているので、とても迫力がある星座です。おまけに三ツ星のすぐ南側に、明るい雲のような光を確認できます。この光が、メシエナンバー42の散光星雲オリオン大星雲です。満月の3倍近い広さなので、肉眼でもとてもよく分かります。双眼鏡なら、大まかな形が分かるのでは、と思います。

 左の写真が、M42です。鳥が羽を広げたような形です。頭の部分(ヘルメットのような感じですが)は、M43という散光星雲です。M42とM43は、ともに地球からおよそ1400光年の距離なので、とても近い感じです。直径20光年の巨大なガスとチリの空間を照らしているのが、白い部分にある若い星々(トラペジウム)の巨大なエネルギーです。それにしても、オリオン大星雲の輝きには、美しさを感じます。人間の身体も、考えれば、すべて星々が造った材料でできているんですよね。不思議です……とても。

 この写真の撮影は、年末の大晦日の夜です。久し振りに晴れた夜空で、月もなく、大気が乾燥していたので、とてもくっきりした画像になっているのでは、と思います。ただ、撮影した後の画像処理が、まだまだ慣れていないので、思うようにいかないのが現状です。

データ/ビクセンGP2・ビクセン70SS・笠井等倍レデユーサーフラットナー・キャノン60D(改造)・ISO1600・35秒・20コマ合成・2018年12月31日21時30分頃

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