おおぐま座のM101
今まで何回も挑戦して、なかなかうまく撮影できなかった星雲です。今回はガイド撮影をしました。ガイド鏡を使うと、電源が余分に2つ必要になるので、あまり使わなかったのですが、まあ、仕方なくという感じです。おおぐま座も、子午線を超えて西に傾き始めた5月の下旬です。北斗七星がちょうど北極星の真上に来るので、いちばん眺めやすくなりました。
この渦巻銀河M101は、回転花火銀河と呼ばれているようです。まあ、確かに回転している花火から炎の腕が何本も出ている感じもします。見かけの大きさは、満月を少し小さくした感じですが、2700万光年という距離を考えると、とても巨大な銀河のようです。銀河の円盤を真上から眺めているようで、とてもいい感じです。それにしても、この銀河はとても暗いんですね。大きな明るい双眼鏡でも、観るのにとても苦労する、という話を聞いたことがあります。感度を1600にして、2,3分露出してもかすかな光が確認できるだけでした。この写真は、感度を3200にしています。20コマ合成して、やっと渦巻銀河らしくなりました。
このところ、薩摩半島も晴天が続いていて、クリヤーな星空です。湿度も5月にしてはとても低いようで、星々が明るく見えます。今、夜の19時半過ぎですが、まだまだ明るい薩摩の宵空です。21時ごろから、南の空のケンタウルス座のオメガ星団を撮影しようと思っているのですが……。玄関先から見えるので、小さなシュミカセを外に出して、外気になじませているところです。低い山の稜線から、月が昇るように、球状星団が昇ってきます。すごい迫力です。まあ、その前に、アイスコーヒーを一杯、いただきます。
データ/ビクセンSX2・セレストロン8インチシュミカセ・専用レデューサー・EOSM3・ISO3200・150秒・20コマ合成・2019年5月22日21時50分頃
| 固定リンク
「趣味」カテゴリの記事
- アンドロメダ座のM31(2023.12.07)
- ペルセウス座の二重星団(2023.11.30)
- カシオペヤ座とその周辺(2023.11.23)
- ケフェウス座の散光星雲IC1396(2023.11.16)
- ペガスス座周辺(2023.11.09)
コメント